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2024年度の新入生合宿は山梨県へ!

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 文化史学科研究室です。 今年度も文化史学科では新入生合宿が開催されました。 4月2日に入学したばかりの新入生、文化史学会の上級生、教職員、合計96名で向かった先は山梨県。 お天気にも恵まれ、満開の桜の下で過ごした2日間、どんな様子だったのでしょうか。 このブログでは新入生合宿の様子をご紹介いたします! 合宿1日目 大学を出発したバスは談合坂SAで休憩し、一路、山梨県立博物館を目指しました。 土曜日、そして桜も満開!ということで、やはり道路は渋滞していました。 予定より少し遅れて博物館に到着。まずはお昼ご飯です。 博物館の中庭にレジャーシートを敷いて、お花見気分でお昼をいただきました。 並んでお昼ご飯を食べる先生方 その後、全員で博物館を見学しました。 展示の見どころは、甲斐の誕生から信仰、武将、戦争等の展示、昔の暮らしを表したジオラマです! 熱心に見学している学生さんの姿が目立ちました。 見学後は宿泊先であるシャトレーゼホテルにらさきの森へ向かいました。 ここではオリエンテーションとレクリエーションがおこなわれました。先生方の自己紹介、履修相談会、文化史クイズや清泉クイズ、そして、翌日見学予定の甲斐善光寺についてのレクチャーもありました。 夜ご飯はシャトレーゼのスイーツとアイスクリームが食べ放題!学生さんも先生方もたくさん食べていました! あっという間に時間は過ぎていきました。 合宿2日目 2日目は武田神社、信玄ミュージアム、甲斐善光寺の三箇所をバスごとに巡りました。 日本史に特化した見学となりましたが、皆さん楽しんでいたようです。 お天気も良かったので、お土産屋さんでアイスクリームを食べている学生さん、先生方の姿も! 一泊二日の新入生合宿、いかがでしたか。 ここから始まる大学生活が楽しいものになりますように!

2024年度 文化史ブログ

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文化史ブログでは、今年度も「文化史学科の魅力」を皆さんにお伝えしていきます! 文化史学科の学び 学生さん、先生方の様子 様々なイベント     などを定期的に掲載いたします。 お楽しみに!

スイーツの文化史:ウィーンとカフェ ーザッハートルテー

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 文化史学科研究室です。 清泉女子大学には卒業生が運営する「清泉カフェ」があり、様々な手作りお菓子やピザが並びます。そんなカフェで後期の終わりに「ザッハートルテ風ケーキ」が販売されました! ザッハートルテ風? そもそも、「ザッハートルテ」ってどんなケーキなんだろう… ウィーンを旅した時に食べたけど、実は詳しく知らないかも。 ウィーンと言えば、大井先生(西洋史)! 先生!ザッハートルテってどんなケーキなのですか? あと、ウィーンのカフェ事情についても教えてください! ザッハートルテ   ザッハートルテのルーツは19世紀の前半にさかのぼります。 当時のオーストリア帝国宰相メッテルニヒの見習い料理人であったフランツ・ザッハーが考案したと伝えられています。ザッハートルテの販売権と商標をめぐっては、過去にザッハーとデーメルの熾烈な法廷闘争がありました(このあたりの話は元祖・八つ橋をめぐるひと悶着と似ていますね)。 いろいろと紆余曲折があったものの、ザッハートルテは今日ウィーン市内のどのカフェでも味わえる逸品となっています。 調理法や味は店によって微妙に異なりますが、「元祖(Original)」を唯一名乗れるカフェ・ザッハーのそれはやはり特別な味わいです。濃厚なチョコレートにアプリコットのアクセントが加わり、甘さと酸味が絶妙なハーモニーを醸し出すザッハートルテ。お皿に添えられた無糖のホイップクリームで甘さを自分好みに整えられるところも魅力です。 カフェ・ザッハーのザッハートルテ ウィーンのコーヒー   ウィーンはコーヒーのヴァリエーションが豊富なことでも有名です。 ザッハートルテをお気に入りのコーヒーと合わせて楽しむこともできます。たとえば、定番のミルク入りコーヒー「メランジェ」、濃いコーヒーにホイップクリームが乗った「アインシュペナー」(「ウィンナ・コーヒー」の名前で日本でも人気があります)。もちろんザッハートルテは普通のブレンドコーヒーやエスプレッソとも相性抜群です。 カフェ・モーツァルトの モーツァルトトルテとメランジェ ウィーンのカフェ事情   ほかにも、オーストリアには日本人好みのスイーツが盛りだくさんです。多種多様で色とりどりのケーキ、濃厚なチョコレート、アップルパイなどが街にあふれています。 ウィーンといえばカフェの街として

文化史学科の学び紹介Vol.12:研究法演習

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 文化史学科研究室です。 2023年度の文化史ブログでは「文化史学科の学び」を紹介していく新シリーズがスタートいたしました。 第12回目は4年生の必修科目「研究法演習」についてご紹介いたします! 文化史学科は卒業論文の執筆が必修となっています。「研究法演習」は卒業論文作成指導のためのゼミです。 研究法演習 担当教員   木川弘美先生 授業内容: 卒業論文を作成から始まり、完成に至るまでを指導します。『卒業論文の書き方』にしたがって、順次なすべき作業を指示し、実際に作業を行い、成果を報告してもらいます。 作業過程はまずテーマを作成し、資料を集めて読解・整理し、どのような観点から論じていくかを考え、卒論のプランを立てて執筆していきます。 前期には資料の検索方法 、文章の基本的な構成について、註の付け方 、図版の取り扱い方、キャプション について学びます。仮目次を作成し、卒業論文の執筆を進めていきます。 後期には個人指導をメインに卒業論文作成のためのWord講座の実施や口述試験対策もおこないます。 木川先生の個人研究室で 卒業論文の個人指導 履修可能な学年  4年生 木川先生からのコメント 研究法演習は、大学生活の集大成である卒業論文を完成させる大事な授業です。自分が興味を持ち、問いを設定した課題について、先行研究をまなびつつ持論を展開していくのですが、共同作業ではなく自分自身に向き合いながらの作業となります。 私のゼミでは個人研究を尊重しつつも、週一回同じ教室で作業を行うことによって、ゼミ生同士で情報を交換したり、教員と直接話し合う機会を設けています。 授業を履修している学生さんからのコメント 木川先生ゼミでは、3年生でミニ講義作りや卒業論文テーマ仮決定をし、4年生で卒業論文執筆に向けて具体的に取り組んでいきます。 自分のテーマだけでなく他の学生の発表を聞いたり、一緒に文献を探す作業もあるため、情報共有は勿論、学びの視野を広げることができます。  また、先生の専門以外でも自分の興味のあることについて調べてOKという、良い意味で 自由に探求させてくださる風潮があります。印象派、風俗画、聖母子像、思想史などバラエティに富んでいて面白いです。 私は、美術の中でも現在進行形で変化しているもの、かつ漠然と発展途上国に興味があったので、インドネシアのマンガ「ワヤン・コミック」につい

90人の文化史学科生が卒業しました!

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 文化史学科研究室です。 穏やかに晴れた空の下、90人の文化史学科生が卒業しました! 皆さん、ご卒業おめでとうございます。 文化史学科を卒業した今、皆さんの目の前には真っ白い世界が広がっています。 その世界をどんな色に染めるのか、それは皆さん次第です。カラフルな色に染め上げてください。

1年生必修科目「文化史学基礎演習b」で合同授業!

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 文化史学科研究室です。 1月25日(木)、1年生の必修科目「文化史学基礎演習b」では各クラスをZOOMで繋ぎ、合同授業が開催されました。 6クラス合同の授業、どんな授業だったのでしょうか。ちょっとだけご紹介したいと思います! 合同授業の様子 授業当日はまず、各教室をZOOMで接続する作業からスタートしました。久しぶりにZOOMを使われる先生もいらっしゃったのでしょうか。接続に苦戦する姿も見られました。 無事ZOOMが接続され、授業が始まりました。授業は学生さんからの質問に先生方が回答するという形でおこなわれました。 大井先生による司会進行で授業はテンポよく進められていきました。 先生方への質問 ①授業のねらいとフィードバック(採点基準) 各授業のねらいなどを聞いてみたいです。 基礎演習でやる内容はどのように考えて決めましたか。 今まで担当してきた文化史基礎演習の授業の中で、一番印象に残った発表・レポート・考え方があれば、それがどんなものだったのかを教えてほしいです。 提出したレポートはよかったか改善した方がいいかなどが分からないのですが、フィードバックはありませんか。 成績の採点基準は、どのようなことをポイントとされていましたか? ②教員の専門分野について 担当分野に興味を持ったきっかけ 先生方が自分の専攻を決めた決め手を聞いてみたいです。 専門にしている分野に関心を持ったのはいつからですか?またきっかけなどはありますか? ご自身の専門分野の「一番の魅力」はなんですか? 先生方の「推し〇〇」が知りたいです! 人物、作品、書籍、事件、政策などなんでもかまいませんが、ご自身の専門分野の中から「一番好きな何か」について教えていただきたく思います! 先生方の回答はどのようなものだったのでしょうか…。 気になる方はぜひ!文化史学科へ。お待ちしています! 大井先生のクラスの様子 学生さんから文化史学基礎演習abを受講した感想も届いていますのでご紹介します! 各先生の専門分野の授業で、大学の学びを得たと思いました。高校ではやったことない自主的な学びで、発表や発表原稿を作ったりするのがとても面白かったです。普段読まないような本を読む機会にもなり、来年やりたい分野の幅も広がりました。 様々な分野に少しずつ触れることができとても楽し

この春、文化史学科へご入学される皆様へ

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 文化史学科研究室です。 春の足音も少しずつ聞こえてきましたね。 このブログではこの春、文化史学科へご入学される皆様が気になっているのでは?と思われる 大学生の日常ってどんな感じ? 文化史学科の学びって? 新入生合宿は? について、ご紹介します。 清泉生の日常 Instagram seisen_prcast     https://www.instagram.com/seisen_prcast/ 清泉女子大学の魅力を発信しているPRキャスト(学生)が運営しているInstagramです。 大学生の鞄の中身、清泉生のファッション、語学の勉強に役立つアプリなどをはじめ、学内の様子、五反田周辺のランチ情報等を学生目線で配信しています! 素敵な写真もたくさん載っていますよ! 文化史学科の学び 清泉女子大学文化史学科 ブログ  清泉女子大学文化史学科 ブログ (seisenbunkashi.blogspot.com) Instagram seisen_culturalt  https://www.instagram.com/seisen_cultural 文化史学科の授業にはどんな科目があるのかな? 学科の先生方ってどんな先生なのかな? 文化史学科のブログやInstagramで授業や先生について紹介しています。 先生からのコメントも載っていますので、ぜひ、アクセスしてみてください! 新入生合宿 新入生合宿ってどんなことをするのかな?と気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 新入生合宿については4月2日の入学式の日に詳しく説明しますので、安心してくださいね。 昨年度の合宿の様子をブログでご紹介しています。 行き先は異なりますが、参考になれば嬉しいです!  (2023年度新入生合宿の様子) 4月2日、皆さんにお会いできるのを楽しみにしています!

文化史学科研究室 春休みの開室について

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文化史学科研究室です。 大学は1月30日(火)から3月31日(日)まで春期休暇となります。 文化史学科研究室は基本的に9時から17時までの開室となりますが、日によってはお休みをいただいたり、早めに閉まってしまうこともあります。 下記カレンダーをご参考ください。 助手不在日の追加:3月21 日(木)終日助手不在となります

文化史学科の学び紹介Vol.11:発展講義2

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文化史学科研究室です。 2023年度の文化史ブログでは「文化史学科の学び」を紹介していく新シリーズをがスタートいたしました。 第11回目は今年度からスタートした新しい科目「発展講義2」についてご紹介いたします。この科目は文化史学科の専任教員全員が担当するオムニバスの授業です。 授業の最後に学生さんによるポスター発表もおこなわれました。 そちらの様子もご紹介いたします! 発展講義2 担当教員   文化史学科の専任教員 授業内容: 文化史学の「ファクト」と「フィクション」:ポップカルチャーから歴史と文化のつながりを考える  創作と歴史の関係を学術的見地から分析・考察することをテーマとしています。各回ごとに様々な歴史上の出来事や人物に題材をとった「フィクション」をとりあげ、学術的な研究により導き出される「ファクト」との接点や相違点、またフィクションの形成過程やその背景、後世への影響等を史料をもとに解説します。 基本的にはオムニバス形式で、文化史学科の専任教員がそれぞれ一回分の講義を担当します。 履修可能な学年  3年生、4年生 坂田先生からのコメント  今回、ブログで紹介されているポスター発表は、講義の第12回、第13回に行われたものです。第11回までは、各教員が自らの専門や興味関心をもとにして、様々なフィクションを題材とした講義を行ってきました。そしてポスター発表回では、講義を聞いている学生さんたちに、自分たちが普段接している小説や映画、アニメーションや漫画、ゲームなどから好きな題材を選び、これまで講義内で紹介してきたアプローチを参考にして、「ファクト」を探ってもらったのです。  ポスター発表という形式は、準備の手順が通常のプレゼンテーションとは少々異なり、当日は自分の発表を複数回行う形になるので、それなりにハードではあります。とはいえ、発表を通して自分の研究テーマや内容を吟味し改訂することができますし、発表者と聴衆が双方向のコミュニケーションをはかることができる有意義な形式です。  この講義を通して、自分の「好き」を共有しつつ、同時にそれをどのように学術的にアプローチするかということを、皆で探求できたのではないでしょうか。 ポスター発表! 1月18日と25日の授業では学生さんによるポスター発表がおこなわれました。 ポスター発表の様子 学生さんが選んだテーマは、 『ポカ

学生さんによるポスター発表!「文化史入門演習(宗教:聖書学)」

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 文化史学科研究室です。 2年生の選択必修科目「文化史入門演習(宗教:聖書学)」(担当:坂田奈々絵先生)の授業でポスター発表がおこなわれました。 学生さんたちは自身の発表テーマに沿ってパワーポイントでポスターを作成します。 そして期日までにデータを先生に提出。その後、文化史学科研究室でA1サイズに大型印刷しました。 発表当日、発表者はポスターを教室に貼り、その前に立って発表します。聞き役の学生さんたちは自由にポスターを見て回り、説明を聞きつつ、質問を投げかけます。 それと同時に、聞き役の学生さんたちは審査員となって、発表のわかりやすさや調査したことをまとめる技術などを評価用紙に記入していきます。 ポスター発表の様子 学生さんたちが選んだテーマは 聖書に関すること 祭壇画や大聖堂などのキリスト教美術 聖人 ミサや修道生活 宣教活動 など 本当に様々でした。 授業を履修している学生さんたちから感想が届いていますのでご紹介いたします! 文化史学科2年 Kさん   人前で発表するのには慣れておらず、初めてのポスター発表で緊張しましたが、アットホームな雰囲気のおかげで緊張せず臨むことができました。 自分の興味ある分野と聖書学の共通点はなんだろうかと考え、発表の後は自分にはなかった視点からの質問もいただけました。調べが不十分だと感じた場所もあったので、見直して、これからの学びに活かしていきたいと思いました。 文化史学科2年 Dさん   私は今回、「初期キリスト教時代の十字架理解」というテーマでポスター発表を行いました。私は大学入学時から、中東で生まれたひとつの宗教がどうして世界宗教となっていったのか、その出発点となる初期キリスト教時代に興味を持っていました。ですが、これではポスター発表では扱いきれないほどの広大な範囲になってしまうので、"十字架"にテーマを絞ることにしました。 現在ではほとんどの人が十字架はキリスト教の神秘的なシンボルとしてイメージされていますが、実際に十字架刑が行われていた初期の時代の十字架へのイメージは現在と大きく異なると思います。それを調べることにより、初期の信徒たちの信仰観の一端に触れることができるのではと考え、十字架を選びました。 私はポスター発表をするのは今回が初めてだったのですが、普段やって

文化史学会・文化史学科共催講演会 開催報告

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文化史学科研究室です。 文化史学科では毎年秋に学外の先生をお招きし、講演会を開催しています。 この講演会は文化史学会と文化史学科の共催で開催されています。学会の講演会係さんを中心に学生が自ら企画、準備をおこないます。 今年の講演会のテーマは「メソポタミア」。中部大学人間力創成教育院教授の西山伸一氏をお招きいたしまして、「メソポタミア文明をイラクで掘る:クルディスタンの考古学と文化遺産保護」と題し、ご講演いただきました。 ご講演中の西山先生 講演会を企画した学会生より報告が届いていますのでご紹介いたします。 *** 2023年12月1日(金)、中部大学人間力創成教育院教授の西山伸一先生をお招きして、文化史学会・文化史学科共催講演会を開催しました。また、今年度は初の取り組みとして講演後にシンポジウムを行いました。文化史学科3年の安間さんと髙波さんにパネリストとしてご参加いただき、桃井先生進行のもと西山先生にご来場の皆様から出た様々な質問にお答えいただきました。 「メソポタミア文明をイラクで掘る:クルディスタンの考古学と文化遺産保護」というテーマで行われた今回の講演では、世界最古といわれているメソポタミア文明の解説と、考古学調査がどのように行われているのか、イラクの文化遺産や文化財保護の課題についてお話いただきました。メソポタミア文明の歴史から、西山先生が実際に参加された現地での発掘調査のお話、また、文化遺産保護の在り方について理解を深めることができました。 シンポジウムでは、当時の文字の扱い方や発掘調査での貴重なお話を詳しく聴くことが出来ました。 シンポジウムの様子 文化財保護がただ文化の発見だけという訳ではなく、様々な地域の成り立ちや昔の暮らしの文化が深く関係していることを知りました。また、実際の発掘調査のお話をお伺いすることで、クルディスタンだけでなく、今まであまり知らなかったヤシン・テぺや墓棺に関する知識も深めることができ、大変貴重な講演会となりました。 講演会後の茶話会では、西山先生の発掘調査の動画を見せていただき、講演会の内容と共に様々なお話をお伺いすることができました。 【茶話会】発掘調査の様子を動画で見せていただきました 学生が作成したポスター

文化史学科の学び紹介Vol.10:文化史入門演習(美術:日本美術史)

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 文化史学科研究室です。 2023年度の文化史ブログでは「文化史学科の学び」を紹介していく新シリーズをがスタートいたしました。 第10回目は2年生の選択必修科目「文化史入門演習(美術:日本美術史)」についてご紹介いたします! 入門演習(美術:日本美術史) 担当教員   佐々木守俊先生 学生さんの発表にコメントする佐々木先生 授業内容: 飛鳥時代~江戸時代の日本美術史について学びます。 テキストの構成に即して発表テーマを決め、そのテーマを順番に発表してもらいます。発表に際しては、そのテーマにかかる教科書の記述の論旨をまとめること、テーマに関連する主要作品の資料をさがして写真をふくむ基本的な情報を収集すること、それらを集成した発表資料(レジュメ)をつくることが要求されます。 大徳寺聚光院蔵の「花鳥図」について発表する学生さん 履修可能な学年  2年生 佐々木先生からのコメント この演習では自分の担当する用語や作品について調べることはもちろん、他の学生の発表をしっかり聴くことがとても大切です。 毎回主体的に取り組むことで、飛鳥~江戸時代の美術史の流れと、作品について考えるうえでの基本的な方法を把握できるように構成してあります。 楽しみながら力をつけていって下さい。 授業を履修している学生さんからのコメント この授業では日本美術史の用語解説と作品についての個人発表を2回行います。 用語解説では、一木造や慶派、やまと絵などの美術史用語だけでなく、鎌倉幕府や織豊政権といった歴史用語についても調べます。美術史を学ぶ上において、歴史を理解することが重要であることに改めて気づくことができました。 作品発表では指定された作品の概要だけでなく、別の作品と比較することによって相違点や共通点を見つけることができます。ただ作品を鑑賞するだけでなくそこから歴史の成り立ちや絵師の意図など考察することでより理解が深まります。 (文化史学科2年 Oさん) 文化史入門演習:日本美術では、発表を2回行いました。1回目は美術用語について、2回目はそれぞれに振り分けられた作品についてでした。 私は2回目の発表で、狩野永徳が描いた大徳寺聚光院蔵の「 花鳥図」について発表しました。発表するに当たり、準備として論文や大徳寺聚光院が出した本などを読みました。私の発表では、作品の画像が一部しかネットに載っていなかったの

卒業論文口述試験がおこなわれました

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 文化史学科研究室です。 2月1日(木)、2日(金)の二日間、文化史学科の卒業論文口述試験がおこなわれました。 試験会場は本館(旧島津家本邸)です。 学生さんたちには電車の遅延等も踏まえて試験開始30分前には控室に集まってもらいます。控室で順番を待つ学生さんたちの顔は少し緊張しているようでした。 試験開始直前までプリントアウトした論文に目を通しながら、また、パソコンで論文を確認しながら口述試験対策をおこなっていました。 学生控室 名前を呼ばれた学生さんは試験会場へと移動します。 試験時間はひとり10分。 緊張して泣きそうな学生さんの姿も見られました。 試験会場からは主査(指導教員)、副査の先生方と学生さんの声が聞こえてきます。真剣な話声の中に笑い声が混ざることもしばしば。 そして、試験が終わると、ホッとした表情で試験会場から出てきます。 事前に練習していたことの半分も言えなかった…と言っている学生さんもいました。 4年生の皆さん、卒業論文と向き合った1年間、お疲れさまでした! 試験会場は021教室と022教室

12月20日は卒業論文の提出締切日でした

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文化史学科研究室です。 2023年12月20日は卒業論文の提出締切日でした。今年も様々なドラマが生まれた一日となりました。 12月に入ると学生さんたちがパソコンを片手に文化史学科研究室へ集まってきました。 学生さんからは、 書式設定 参考文献の書き方 注の付け方等 資料のデジタル化と図版の挿入方法 などの質問が寄せられました。 締め切り一週間前から文化史学科研究室も賑やかになりました。 提出締め切り前日の19日は午後から卒業論文の相談に来る学生さんが一気に増え、夜7時半頃まで卒業論文執筆を頑張っていました。 夜遅くまで執筆を頑張る4年生たち 12月20日は午後から研究室を訪れる学生さんが増え、提出締め切り時間ギリギリまで執筆と確認作業を頑張っていました。 4年生の皆さん、卒業論文執筆、お疲れさまでした! まずはゆっくり休んでください。 文化史学科の卒業論文提出の流れを簡単にご紹介します! 4月 4年生になると卒業論文を執筆するためのゼミを履修します。先生方の指導を受けつつ、12月20日の提出締切日まで、卒業論文と向き合う日々がスタートします。 5月 「卒業論文指導申請書」を提出します。 卒業論文でどのような内容を執筆するか、この時点で仮題目と概要を決めていきます。 学生さんの手元に積まれた本 6月 中野渡先生(日本史)のゼミで卒論執筆のためのWord講座が開催されました。 夏休み ゼミによっては卒論ゼミの集中講座や合宿が開催されました。 大学で丸一日かけて発表や意見交換が行われるゼミもあれば、様々な地域に出かけ、史跡などの見学を行いつつ、卒論指導がおこなわれるゼミもあります。 10月、11月 福留先生(日本史)、木川先生(西洋美術史)のゼミでも卒論執筆のためのWord講座が開催されました。 文化史学科研究室では個別にWord設定の相談にものっています。 パソコンの設定を見てもらっている学生さん 12月 いよいよ、締め切り日が迫ってきました。 研究室に来る学生さんの数も日に日に増えていきます。 12月20日午後5時、卒業論文提出締切日の長い一日が終わります。