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気になる!文化史学科の学生さんってどんなことに興味を持っているの? ③宗教学

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 文化史学科研究室です。 文化史学科の学生さんが興味を持っている分野についてご紹介いたします! 今回は「宗教学編」です。 文化史学科2年生 Mさん   グリム童話からみる宗教要素   ★このテーマを選んだ理由 小さい頃から馴染みのあるグリム童話について調べてみたかった。ドイツについての発表がしたかったので関わりのあるものにしたかった。 ★この発表原稿を作る際に工夫した点・苦労した点 その場所に伝わる神話とキリスト教を比較しやすいように具体例をあげるなどしてまとめました。また、口承文芸であることを前提にしたかったので最初にそれを提示しました。 ★ 「グリム童話」以外に発表してみたいテーマはなんですか? 以前から民俗学系に関心を持っていました。グリム童話でもわかるように、調べていく中でその土地の民間信仰について考えていくことができると思うため、アンデルセンなどほかの童話についても調べていきたいです。 Point 口承文芸とは? 口承文芸は、文字ではなく口伝えで伝承されたものです。昔話やことわざなどがこれにあたるものが多いです。 いかがでしたか?全3回にわたって、文化史学科の学生さんが興味を持っていることを紹介いたしました。 皆さんもぜひ、「私だけのテーマ」を探してみてくださいね。

中野渡俊治先生 「おすすめ!学内スポット」紹介

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文化史学科研究室です。 夏休み、いかがお過ごしでしょうか? 「文化史学科の先生方 おすすめ!学内スポット」シリーズ。 第4回目の8月は日本史がご専門の中野渡俊治先生です。 中野渡俊治先生 専門分野:日本古代史 古代の天皇制について、譲位した天皇である太上天皇の存在を軸として研究を進めている。 前天皇としての太上天皇と天皇との関係、また天皇を支える貴族たちとの関係から、奈良時代から平安時代にかけての、天皇位の正当性の問題や、貴族たちとの関係の解明を目指している。 中野渡先生のおすすめスポット   「奥庭」 本館だけでなく、その先に拡がる奥庭もおすすめです。 天気が良い日は芝生の一画でお昼ご飯を食べたり、くつろいだりできます。 そして芝生のまわりの茂みには、 明治天皇がこの地に行幸したことを示す案内板などがあり、 江戸時代の仙台藩下屋敷であったときから明治時代を経ての、 歴史の記憶が込められている空間となっています。 「明治天皇ご休息所跡」を示す案内板 この場所に設けられたあずまやで、満開のつつじを鑑賞したとあります。 中野渡先生へのインタビュー ● 先生でしたら、この奥庭でどんなお昼ご飯を食べてみたいですか? 仙台か鹿児島名物が入ったお弁当でくつろいでみたいですね。 ● もし、ほかの時代を見ることができるとしたら、江戸、明治、大正、昭和、未来のどの時代の本館・奥庭を見てみたいですか? 全部、というのが本音です。あえて、というならば、島津邸の時との違いを確かめたいので、江戸時代の仙台藩下屋敷の時代になりましょうか。 ● 清泉以外では、明治天皇はどのような場所に行幸していますか? 明治天皇は、明治五年(1872)から十八年(1885)にかけて全国各地を廻った「六大巡幸」をはじめとして、北は北海道から南は鹿児島まで日本国内をほぼ訪れています。 東京周辺では、王子や飛鳥山、蒲田の梅屋敷に紅葉や梅林を見に出かけています。 また島津家のほかにも、黒田家、鍋島家や前田家、池田山にあった岡山の池田家などの旧大名家や、徳川宗家の邸宅にも行幸をしています。

夏のオープンキャンパス特別企画「大学生1年生の時間割」紹介!

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 文化史学科研究室です。 1年生~3年生の時間割を展示! 受験生の皆さんこんにちは。 毎日暑い日が続きますが、夏バテしていませんでしょうか? 大学では夏のオープンキャンパスが始まりました。 学内では7月、8月、9月に文化史学会の学生さんが中心となり、文化史学科紹介のパネル展示を開催しています。 ぜひぜひ、会場へ足をお運びください。 今日は、そのパネル展示の中から、大学生1年生の時間割をご紹介いたします! 1限は何時から始まるの? どんな授業を取っているの? どのくらいの科目を取っているの? など、気になることもあると思います。 絶対に取らなくてはいけない必修科目もありますが、それ以外は自分で学ぶ授業を選択します。 先輩たちはどのような時間割を作ったのでしょうか。 ちょっとだけご紹介したいと思います。 ピンク色の科目が文化史学科の専門科目になります。 (写真をクリックすると大きくなります!) 1年生の時間割 : 資格なし 1年生の時間割 : 資格あり ★教職課程 いかがでしたか?  文化史学科での学びに少しでも興味を持っていただければ嬉しいです!

文化史学序説:自分だけのオリジナル教科書を作ろう! 

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 文化史学科研究室です。 7月5日(火)、「文化史学序説」の最後の授業がおこなわれました。 (「文化史学序説」については こちら の記事をご参照ください) 140教室で授業が始まりました 「グローバル化 vs 疫病の歴史」 今回のご担当は西洋史がご専門の大井知範先生。 教科書はもちろん先生方が作成された『疫病と文化史』。 でも、大井先生のページは他の先生方のページとちょっと違います。 そう!授業を聞きつつ、学生さん自らが教科書に学んだことを書き込み、オリジナル教科書を作れるようになっているのです! 自分だけの教科書…。ちょっとドキドキする響きですね。 学生さんたちはどのような教科書を作ったのでしょうか。 気になりますが、そこは想像に留めておきたいと思います。 きっと素敵な教科書が出来上がっているのではないでしょうか。 大井先生のページ 空白部分に書き込みをして オリジナルの教科書を作りましょう! 『疫病と文化史』のご紹介 『疫病と文化史』は文化史学科1年生の必修科目「文化史学序説」の教科書として作成されたものです。 前半は、 授業紹介:文化史学序説 のブログでご案内いたしましたので、今回は後半5回の授業をご紹介します。 後半6回の授業と担当教員 聖アントニウスの火:疫病と芸術 (担当:木川先生…西洋美術史) 疫病がもたらしたもの:18-19世紀のロシアを事例として(担当:井上先生…宗教史) 疫病と memento mori(死を想え) (担当:鈴木先生…哲学) ステンドグラスにみる《死と復活》 (担当:高野先生…西洋美術史) グローバル化 vs 疫病の歴史 (担当:大井先生…西洋史) 人びとが疫病のある世界でどのように生きぬいてきたか、『疫病と文化史』を通して考察を深めてもらいたい…そんな先生方の思いが詰まった教科書です。   この教科書については後期に詳しくご紹介いたしますのでお楽しみに!