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11月, 2018の投稿を表示しています

文化史学会・文化史学科共催講演会

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講演会のポスター 当日、大学の正門前に設置されました 文化史学科研究室です。 11月7日(水)、16時30から18時00分まで、410教室(大きな階段教室)で文化史学会・文化史学科共催の講演会が開催されました。 今年のテーマは「なぜ公私が混同されるのか 日本では」。首都大学東京人文社会学部教授の石川求先生によるご講演でした。 毎年秋におこなわれている講演会は、講演テーマの決定、講師の先生との連絡、当日の司会進行、茶話会の準備など、全てを講演会係を中心とした文化史学会の役員たちがおこないます。 初めてのことも多く、戸惑いながらの準備となりますが、講演会が終わる頃には大きく成長した学会役員の姿を見ることができ、笑みがこぼれてきます。 そんな講演会担当の文化史学会役員から当日の報告が届きましたのでご紹介いたします。 *** 文化史学会・文化史学科共催講演会が 11 月 7 日 ( 水 ) の 16 時 30 分~ 18 時 00 分まで、 410 教室にておこなわれました。   ご講演中の石川先生 首都大学東京人文社会学部教授の石川求先生による「なぜ公私が混同されるのか 日本では」を題目とした講演でした。学会生たちの「哲学の講演会を企画してほしい」という声から、鈴木崇夫先生にご協力いただき、石川先生に講演をお願いすることとなりました。快くお話を受けていただいた石川先生、ご協力いただいた鈴木先生をはじめとする諸先生方に感謝いたします。 講演会では、古今東西の公文書問題を例に、現代の日本における公と私についてお話くださいました。非常に難しいテーマでありながら、聞いている皆さんそれぞれ思いをめぐらせ、普段考えないことをじっくりと考える機会になったと思います。 講演会後の茶話会では、講演を聞いて考えたことや疑問に思ったことなどの意見交換が活発におこなわれ、とても有意義な時間となりました。  茶話会終了後、本館で記念撮影

日本史を学ぶ学生たちが品川区の広報誌に掲載されました!

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文化史学科研究室です。  文化史学科3年生の記事が品川区の広報誌『しながわ』(平成30年10月21日発行 2099号)に掲載されました。 「幕末から明治初期の歴史の舞台を巡る・・・」 大学で日本史を学んでいる学生たちにとって、とても良い経験になったことでしょう。 参加した学生から報告が届いていますのでご紹介します。 *** 狐塚ゼミの学生が夏休みに品川区広報課の広報誌の取材協力をしました。 私が参加した理由は、2つあります。1つ目は品川の歴史を学ぶいい機会であること、2つ目はインターンシップのため夏休みのゼミ旅行に行けなかったので、参加できるものには参加しようと思ったからです。 参加した感想は、品川歴史館に初めて行き、品川宿について学び、江戸時代、幕末の歴史をより身近に感じることができたのでよかったです。また公務員の方と社会人の生活や仕事についてお話させていただき、公務員になる道も良いのかなと思いました。撮影に関してはプロのカメラマンの方に写真を撮っていただくのは初めてだったので、良い経験になりました。  品川区の広報誌『しながわ』 3面にわたって特集が組まれました

海蔵寺所蔵 菩薩形坐像 一般公開に立ち会いました

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海蔵寺の様子 文化史学科研究室です。 11月3日(土)、山本先生(日本美術史)とゼミ生たちが品川区の文化財一般公開に立ち会いました。 その公開に立ち会った学生から報告が届きましたので、ご紹介いたします。 *** 11 月 3 日(土)に品川区の文化財一般公開が行われ、それに伴い、山本先生のゼミではボランティアとして、海蔵寺が所蔵する菩薩形坐像の公開に立ち会いました。 この菩薩形坐像は、以前から区内最古の仏像と評価されており、今年の 9 月に山本先生と大学院生、そして学部の学生も交えて調査が行われ、 11 世紀前半頃の作であることがわかりました。またこの像は、当時の日本では定着しなかった特別な仏像の姿であると考えられ、菩薩像なのか如来像なのか判断のつかない、その独特な姿が見どころです。  一般公開された菩薩形坐像 当日は天気も良く、多くの方がお寺に来られました。その中で、熱心に仏像を見学されている方や、山本先生に質問される方もいらっしゃり、多くの方を惹きつける仏像の魅力に、改めて、美術を学ぶ面白さを感じました。 この日の一般公開には 150 人以上の方にお越し頂き、大盛況となりました。 一般公開中の一コマ          

卒業生の活動!(ミャンマーの女性支援)

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文化史学科研究室です。 今日は、2010年に文化史学科を卒業し、現在、ミャンマーの女性支援活動をおこなっている卒業生をご紹介します。 Padaukの活動をおこなっている卒業生と仲間 左が代表の一柳さん 代表の卒業生から「清泉祭(学園祭)に卒業生として参加したい!」と連絡があったのが今年の4月。 学内の部署と掛け合って、無事、清泉祭に出店することが出来ました。 そんな卒業生が活躍した清泉祭の様子と、彼女からの活動報告をご紹介します! *** Padaukのロゴマーク 木は黄色い花をつけるそうです こんにちは、2010年に文化史学科を卒業した一柳元子です。 卒業して8年目の春、ミャンマーの手仕事を日本に紹介、販売する団体Padauk(パダウ)を立ち上げました。理由は単純に「カワイイ ミャンマー」に魅せられたからです。縁があり2016年から2018年春までの2年間、長期を含めてのべ8ヶ月ほどヤンゴン暮らしを楽しみました。2016年は、3月に民主化運動の指導者アウンサンスーチー氏が新政権を発足し、国家顧問に就任した年でした。ほどなく米政府はミャンマーに対する経済制裁を全面解除し、「アジアのラスト・フロンティア」として経済的にも世界から注目された年でもあります。 軍事政権が長く続いたせいか、ミャンマーについての知識が乏しく、それだけに出会うものすべてが新鮮でした。中でも民族衣装ロンジーの鮮やかな色や多彩な柄に目を奪われました。ミャンマーはビルマ時代から織物が盛んで、他にも刺繍、木彫刻、ラタン製品、銀製品、真珠や宝石など豊かな資源を活かした手仕事が各地に残っています。在学中は美術史を専攻し、学芸員資格の実習で日本民藝館を選んだ私にとって、ハンドクラフトの宝庫であるミャンマーはまさに宝の山に思えます。丁寧に手作りされた商品はどれもセンスがよく、どこかユニークで温かみのあるものばかりです。しかも近隣アジア諸国に比べ廉価とあって、カワイイ!と夢中になりました。 商品を買い求めるうちに、その商品の多くが、就業支援や教育、女性の自立などを目的とした工房で作られていることを知りました。「世界寄付指数」(World Giving Index)世界一位のボランティア大国であるミャンマーには、社会問

清泉祭 * シベリア研修旅行の展示発表

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文化史学科研究室です。 先にご紹介した文化史学会に続き、文化史学科では「文化史学特別演習 シベリア研修旅行」も清泉祭で発表展示をおこないました。 清泉祭準備日の様子 学生たちは個別の発表として、事前学習会のテーマについて現地での研修をふまえてA4サイズ1枚以上にまとめました。 さらに5つのグループに分けてレイアウトし、とても分かりやすい、素敵な展示ができあがりました。 クラブ活動や清泉祭実行委員の業務、介護等体験などの理由で清泉祭に参加できない学生さんたちを中心に研修旅行のスクラップブック(旅行写真アルバム)を作成しました。 旅行中の学生たちの様子や、引率してくださった先生方の姿を見ることができます。 現地で購入した品々も展示することが出来ました。 少数民族ナナイのネックレス、マトリョーシカ、塗り物のスプーンや小物入れ、ロシア語の絵本、切手やコインなど、たくさんの品物が並びました。 今回の注目は、民族衣装。少数民族ナナイの民族衣装を元に学生が手作りしました。実際に羽織ってみることができ、たくさんの方が手を通してくださったようです。 この民族衣装は、文化史学科研究室で大切に保管することになりました。 教室内では事前学習会で鑑賞した『デルス・ウザーラ』をはじめ、ナナイ人の踊り、バレエ、チェブラーシカなどの動画も上映しました。 準備日を含めた3日間、学生たちはアイデアを出し合いながら展示を作成し、来場者の方々にシベリアの魅力を語ってくれました。 そんな清泉祭の展示の様子を動画にまとめましたのでご覧ください。

文化史学会が清泉祭に出店!

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文化史学科研究室です。 10月27日(土)、28日(日)の二日間、大学では清泉祭(学園祭)がおこなわれました。 土曜日の早朝は雨が酷く、お天気が心配でしたが、10時の開始時間頃には青空が広がり、学園祭日和となりました。 文化史学会では毎年、秋に実施される講演会をテーマに展示発表と食べ物を販売します。 今年はテーマは「哲学」。 ドイツ近代哲学がご専門の先生にご講演いただくため、カリーヴルストを調理しました。 カリーブルストはドイツ料理のひとつで、ベルリン地方で人気の料理です。 一口サイズに切ったソーセージを焼き、上にケチャップとカレー粉をふりかけます。 フレンチフライを付け合せにいただきます。 文化史学会の展示・販売会場です! 文化史学会の教室からはカリーブルストを調理する良い香りが漂ってきました。 フレンチフライを炒め、盛り付けます お客さんの注文を聞いてから味付け たくさんの方が買いに来てくれました!  展示では公文書問題を取り上げ、講演会の予備知識を得ることができるよう、工夫されていました。 講演会の様子は後日、ブログにてご報告させていただきます。 お楽しみに!  

4年生 卒業論文ゼミ合宿

文化史学科研究室です。 長い夏休みも終わってしまいましたね。 皆さんの夏はどんな夏でしたでしょうか? 研究室はのんびり、静かに過ごしていました。 大学生の夏休み…ということで、4年生から卒論ゼミ合宿の様子が届きました。 ゼミ合宿ってどんな感じ? その様子が皆さんに伝われば嬉しいです。 それでは、ご紹介いたします。 別ページになりますので、気になるゼミをクリックしてみてください。 *** 井上先生ゼミ(宗教史) 木川先生ゼミ(西洋美術史) 中見先生ゼミ(国際関係思想)

4年生 卒業論文ゼミ合宿!中見先生ゼミ(国際関係思想)

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中見先生ゼミ(国際関係思想)  私たち中見ゼミ(教授1名+学生 10 名)は、 9 月 4 日~5日に神奈川県湯河原温泉の旅館で 1 泊 2 日のゼミ合宿を行いました。ちょうど 4 日に巨大な台風 21 号が上陸するとの予報があり、あわや中止になるところでしたが、中見先生の絶大なる晴れ女パワーで見事、大雨を免れ、ゼミ合宿を 開催することができました。 5時間に及ぶ卒業論文進捗発表 当日は湯河原駅に 12:15 に集合し、 13:00~18:00 までは卒論進捗発表です。   旅館が用意してくださった会場は天井の高い広々とした畳の宴会場で、白いクロスが敷かれた会議テーブルがコの字型に設置されており、上座に先生が座ると、さながら御前会議のようだと一同テンションが上がりました。 一人当たり約 40 分程度の持ち時間があり、各々が予め作成してきた「具体的な研究主題と主題選定に係る問題意識(なぜそのテーマに着眼したのか)」「アウトライン(章や節の構成)」と「参考文献一覧」をみんなの前で発表しました。 30 分くらい発表すると、その後、先生からご指摘やアドバイスをいただけます。これからが卒論の本勝負の時期ですので、各々の進捗具合を聞いて、皆もこんなに頑張っているから私もコツコツと丁寧に書き進めねばという意気込みが高まりました。 中見先生とゼミ生で記念撮影!   18:00 からは待ちに待った温泉タイムです! 若干の小雨が降っているなどがあり露天風呂には入ることができませんでしたが、大浴場の熱めの温泉は 5 時間もの発表で疲れた身体に染み入る極楽さでした。  温泉で疲れを癒しました  19:30 からは、さらに待ちに待った夕食タイムです! 食前酒の上品な甘さのミカン酒でのどを潤し、鍋やお刺身や天ぷら、焼き魚に煮物に 6 種類もの付け合わせと満足の夕食で、美味しく楽しくいただきました!食べながら会話をしていると、ふとしたときに政治的な話題が入ることがあり、国際関係思想の中見ゼミらしさがにじみ出ていると面白味を感じるところです。 待ちに待った夜ご飯! 夕食後の合宿の夜の女子会は、世の常の通り深夜を過

4年生 卒業論文ゼミ合宿! 木川先生ゼミ(西洋美術史)

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木川先生ゼミ(西洋美術史)  私たち木川ゼミは8月2日から2泊3日で徳島、岡山、京都に行ってきました。 1日目の徳島では大塚国際美術館を訪問しました。 卒業論文で西洋絵画を扱うゼミ生が多いですが、オリジナルの作品をみることが難しいため、ここで原寸大の作品を鑑賞出来たことは有意義な時間になったと思います。 大塚国際美術館 左上:フェルメールの作品 右上:スクロヴェーニ礼拝堂 左下:システィーナ礼拝堂 右下:作品の前でくつろぐ学生たち 2日目は岡山県倉敷市を訪れ、大原美術館や美観地区の風情ある街並みを見ることが出来ました。  倉敷の街並み             大原美術館で記念撮影 3日目は京都に行き、昨年ご退職された米田神父の修道院を訪問しました。米田神父のお話をうかがい、修道院内のステンドグラスも見せていただきました。久々の再開を楽しみました。 猛暑の中、強行なスケジュールでしたが、充実した3日間になりました。  米田先生、木川先生を囲んで 左:米田先生のお話を聞く学生たち 中央:修道院内を見学 右:米田先生のタンス! 

4年生 卒業論文ゼミ合宿! 井上先生ゼミ(宗教史)

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井上先生ゼミ(宗教史) 今年度の井上先生ゼミは、9月11日~12日に日光・鬼怒川でゼミ合宿を行いました。現地は前日、警報が出るほどの大雨だったのですが、幸いなことに私たちは両日とも雨に降られることも無く過ごすことができました。 一日目はまず、鬼怒川温泉駅に集合し、駅近くのレストランで日光産の食材を使ったお昼をいただきました。湯葉や舞茸を使った蕎麦・うどんなどは食べ応えがあり、とてもおいしかったです。 食事のあと、バスの時間まで駅周辺を観光し、お土産やホテルで食べる用のお菓子を購入したりとそれぞれ観光を楽しみました。 お昼に食べた蕎麦 その後、宿泊先のホテルへと移動し、報告会をおこないました。一人あたり約20分間という短い時間ではありましたが、卒業論文に向けて他のゼミ生の進捗を知ったり、意見を交換したりと大変有意義な時間でした。  ホテルでの卒業論文報告会 発表後はホテルの夕食で、懐石料理をいただきました。美味しいものを食べながら、自分の趣味や夏休みの思い出など様々なことを話しました。ゼミのメンバーや先生の意外な一面を知ることができて、とても面白く、また親睦も深まったひとときでした。夕食後は温泉につかりゆっくりと過ごしました。 井上先生とゼミ生たち                        夜ご飯は懐石料理でした! 日光東照宮を見学中です 二日目は、東武日光駅まで移動し、そこからはバスで日光山輪王寺へと移動しました。午前中は輪王寺を見学し、昼食後、日光東照宮を見学しました。 「見ざる聞かざる言わざる」の三猿や眠り猫、鳴き竜などの有名な文化財を実際に見ることができ、当時の人の信仰の形を感じることができました。 ここからはゼミ合宿に参加したゼミ生の感想です! この合宿中、井上先生やゼミのメンバーと普段よりもたくさん、色々なことを話すことができ、親睦も深めることができてとても良かったと思います。また、卒業論文執筆に向けて英気を養うこともでき、とても有意義な合宿だったと思います。(ゼミ長) この合宿で合宿係として良い経験をする事が出来ました。日光の自然で癒されながら勉強できて楽しかったです!(合宿係) 中間

シベリアに行ってきました!(シベリア研修旅行報告)

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文化史学科研究室です。 毎年夏季休暇中に開催される文化史学特別演習(海外研修旅行)、事前学習会の様子でもお伝えしてきましたように、今年の行き先はシベリアでした。 中見先生(国際関係思想)と井上先生(宗教史)の引率のもと、30名の学生が参加しました。 シベリア研修旅行に参加した学生から研修の様子が届きましたのでご紹介いたします! (写真をクリックすると拡大して見ることができます) *** こんにちは。清泉女子大学 文化史学科 2 年生です。 文化史学科では、 8 月 21 日 ( 火 ) から 28 日 ( 火 ) まで「文化史学特別演習」として、 30 名の学生が先生 2 名 の引率のもと、シベリア研修旅行に行ってきました。 私たちは、ロシアの極東部分に位置するハバロフスク・ウラジオストクへ行き、教会・美術館・博物館など市内観光をしてきました。 ロシアは、日本と歴史的にみてたいへん繋がりのある国なので、市内を見るとどこか日本らしさもあり、興味深いところでした。 一日目は、成田国際空港からハバロフスク空港へと行き、夜は、市内のレストランで食事をしました。 二日目は、ホテルの隣にあるウスペンスキー教会、スパソ・プレオブラジェンスキー大聖堂を見学しました。またその後、在ハバロフスク総領事館にてレクチャー聴講をし、アムール川ミニクルーズをしました。 左から順に… ウスペンスキー教会 ハバロフスク郷土資料館 在ハバロフスク アムール川クルーズ 三日目は、ハバロフスク郊外にあるシカチ・アリャン村を観光しました。そこでナナイ人の民族舞踊や博物館をみました。          左:シカチ・アリャン村 右:民族博物館に展示してあった ナナイ人が結婚式で着用する衣装 四日目は、市内にある極東博物館・極東ロシア軍官区歴史博物館へ訪れました。昼食をとった後、ディナモ公園や旧日本人街散策をしました。夜には、市内にあるハバロフスクの駅へ向かい、シベリア鉄道オケアン号に乗ってウラジオストクへと向かいました。 極東ロシア軍管区歴史博物館  五日目の朝にウラジオストクに到着してから市内のレストランで朝食を済ませ、ポク