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清泉祭 2017

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10月下旬、大学では「清泉祭」が開催されました。 準備日は晴天、朝からシフトを組んだ学生たちが準備に追われていました。 残念ながら当日はあいにくのお天気。 文化史学会 みかん飴 おまけに二日目は台風も接近。 招待状を台風にお出しした覚えはないのですが・・・ こればかりは仕方がなかったですね。 さて、文化史学科からは「文化史学会」と「文化史学特別演習」のグループが清泉祭に参加しました。 文化史学会は、講演会のテーマに合わせて「篤姫」にスポットを当て、展示発表をおこないました。 同時にみかん飴を作成し販売。こちらも好評だったようです。 文化史学特別演習 ポルトガル・スペイン研修旅行 文化史学特別演習のグループは、夏休み中におこなわれたポルトガル・スペイン研究旅行の報告と題し、現地での様子を展示しました。 どちらの展示発表も事前にきちんと準備を重ね、良い展示が出来たと思います。 文化史学特別演習のグループは、学長賞の展示部門で3位をいただくこともできました。 そんな清泉祭の様子を動画にまとめましたのでご覧ください。

文化財公開に立ち会いました

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日本美術史の山本先生のゼミ生からもう一つ、記事が届きましたのでご紹介いたします。 ***  11 月 11 日(土)に品川区荏原の専修寺が所蔵する、品川区指定有形文化財の阿弥陀三尊像の一般公開 がありました。 山本先生のゼミで は ボランティア としてこの公開に立ち会い ました。 専修寺の阿弥陀三尊像   この三尊像は今年の 8 月に山本先生 そして ゼミ の先輩の大学院 生 が 調査を行い、本尊と左脇侍が平安時代後期の作であるという新事実が判明した ものです 。   当日は多くの方が お寺に 来 られ 、そこでは像と向き合う静かな空間が 生ま れていました。 なか には遠方より足を運 ばれた方や 、熱心に山本先生に質問される方もいらっしゃり、仏像の持つ力や魅力を あら ためて感じることができました。また、お若い頃に清泉小学校の先生でもあられたご住職によって阿弥陀 三尊 のための特別なお経をあげていただい くなど 、とても貴重な場に も 立ち会 え ました。 公開に立ち会った山本先生

日本美術史の授業で「運慶展」へ

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文化史学科研究室です。 11月10日(金)、日本美術史を専攻している学生たちが、「運慶展」を見に東京国立博物館へ出かけました。 もちろん山本先生(日本美術史)も一緒です。 この「運慶展」、連日すごい人数の来場者でにぎわっていたと聞いています。 そんな「運慶展」を見に行った3年生から報告が届きましたのでご紹介いたします! *** 東京国立博物館で開催されている「運慶展」に山本勉先生と一緒に行って来ました。訪れた 11 月 10 日は夜間開館の日で、夜 9 時まで滞在することができました。 「運慶展」は仏師運慶の作品が一堂に会するたいへん貴重な展覧会です。 夜間にもかかわらず会場はとても混雑していましたが、それでも 山本先生の解説のもと見て回ることができ、一人では見落としてしまうような細かいところまで一つ一つじっくりと、丁寧に 運慶 作品を鑑賞することができました。 まっすぐ作品に向き合うと、 800 年の時間を超えて どこか運慶と繋がれるような気がし ます。 運慶の素晴らしさを肌で感じることのできる 機 会でした。 山本先生とゼミ生たち

文化史学会・文化史学科共催講演会 2017

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2017年11月13日、文化史学会・文化史学科共催講演会が開催されました。    今年度は学生の希望で東京都江戸東京博物館学芸員の畑尚子氏をお招きし、「 篤姫と島津家」と題しご講演いただきました。   この講演会、日本史概説の時間内におこなわれました。 100名近い学生さん、教職員、一般の方、他大学の大学院生が畑先生の講義に耳をかたむけ、有意義な時間を過ごしました。 講演会がおこなわれた140教室です   当日の様子が学会生から届いていますのでご紹介いたします。   ***   文化史学会・文化史学科共催講演会が11月13日(月)の16時30分~18時まで、140教室にておこなわれました。    江戸東京博物館学芸員の畑尚子先生による「篤姫と島津家」を題目とした今回の講演は学会生の「日本のお姫様について知りたい」という声から企画されました。日本のお姫様として名前が挙げられたのが、島津家にゆかりのある篤姫でした。  講演者である畑先生は、NHK「歴史秘話ヒストリア」の篤姫と和宮についての回にも出演されています。番組内のインタビューを拝見し、狐塚先生を通じて今回の講演をお願いいたしました。快く引き受けてくださった畑先生に感謝いたします。   講演会では、様々な資料から篤姫や島津家を取り巻く当時の事情をはじめとする新たな知識を得ることができました。 ご講演中の畑先生   茶話会では、学生や先生から畑先生への質問が飛び交う、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。     茶話会終了後、本館にて記念撮影をおこないました    

文化史学特別演習 ポルトガル・スペイン研修旅行

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文化史学科研究室です。 毎年、夏期休暇中に開催される文化史学特別演習(海外研修旅行)に参加した学生から研修旅行の報告が届きました。 今年はポルトガルとスペインを旅しました。 大学院生、文化史学科の1年生から4年生、そして他学科の学生も参加した今回の研修旅行、どのような旅だったのでしょうか。 写真もたくさん届いています。 旅の様子が少しでも皆さんに伝わればと思います。 (写真はクリックすると拡大して見ることが出来ます) *** こんにちは。清泉女子大学文化史学科の1年生です。 文化史学科では、8月27日(日)から9月8日(金)まで「文化史学特別演習」として、35名の学生が2名の先生の引率で、ポルトガル・スペインへ研修旅行に行ってきました。 今回は出発直前にバルセロナ市内でのテロもあり、不安な部分もありましたが、無事に帰ってくることができました。 一日目の長い移動の後、二日目はリスボンでエンリケ航海王子の偉業を記念した「発見のモニュメント」、ベレンの塔を見ました。その後、シントラ王宮とヨーロッパ最西端のロカ岬を訪れました。 三日目は、リスボンでジェロニモス修道院を訪れ、コインブラでは旧大学とジョアニア図書館を見学しました。 ジェロニモス修道院             コインブラ旧大学 四日目はサンティアゴ・デ・コンポステラで巡礼の道をたどり、大聖堂を見学しました。われわれが訪れた際にも、多くの巡礼者がいました。   五日目は、アストルガでガウディ建築の「司教館」を見学した後、ステンドグラスが壮大なレオンの大聖堂を見学しました。  アストルガの「司教館」                                  レオン大聖堂 六日目は、石器時代の壁画芸術が残るアルタミラの博物館を訪れた後、イエズス会の創始者イグナチオの生家「ロヨラ城」を見学しました。  アルタミラ博物館 (上) ロヨラ城 (下) 七日目はバスク地方古都ビトリアでサンタマリア大聖堂やスペイン広場を見学した後、パンプローナで大聖堂、市庁舎広場を訪問。その後、フランシスコ・ザビエルゆかりのハビエル城を見学しました。 八日目は、ビルバオで世界最古の運搬橋であるビスカヤ橋を見た

「考古学」 特別公開授業

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後期が始まり、キャンパスに学生が戻ってきました。 後期の2週目、9 月 27 日(水)の考古学の授業は「メソポタミアにおける世界遺産の現状―現地の最新情報―」と題する特別公開授業でした。担当の小泉龍人先生が今年の春、南イラクの世界遺産を巡検され、その中から、 2016 年に登録された南メソポタミアの世界遺産の現状と外国調査隊の動向についての最新情報をご報告いただきました。 授業を受講していた学生から当日のレポートが届きましたので、ご紹介いたします。 小泉先生の講義に耳をかたむける学生たち *** 考古学の公開授業でメソポタミアにおける世界遺産の現状という講義を受けました。イラクに残されている古代の遺跡を学ぶとともに、イラク国内の現状も知ることができました。 イラクのエリドゥ遺跡で発見された 7000 年前の彩文土器の破片は、黄味がかったベースに黒い模様がついているものでした。破片とはいえ、 7000 年前に施された色がこうして残っていることに感動しました。 この遺跡の周辺には戦争で使われてきた車や薬きょう、実弾が残されているそうです。その写真を見たとき、本当にここでは戦争が行われていたのかと、恐ろしさを感じました。また、戦争によって歪んでしまった遺跡や爆風によって付けられた傷を見ると、人間だけではなく、貴重な遺産までも傷つけてしまう戦争というものが一刻も早くなくなって、平和な世界になってほしいという気持ちが強く沸いてきました。 イラク国内でも南部の方は、思っていたよりも平和で、活気にあふれているそうです。現地に行ってみないとわからないことがたくさんあるのだろうと思いました。  貴重なスライドを見せていただきました  文化史学科の先生方も聴き入っていました  

特別企画! 大学生の夏休みって?

文化史学科研究室です。 7月下旬にスタートした夏休みも終わり、学生たちが大学に戻ってきました。 皆さんはどのような夏休みを過ごされましたか。 研究室は本棚の掃除に書類の整理と・・・大掃除な夏休みでした。 さて、学生の皆さん、そして先生方はどのような夏休みを過ごされたのでしょう。 せっかくなので、皆さんの夏の思い出の扉をそっと開いてみましょう。

大学生の夏休み (4年生編)

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4 年生にとっての夏休みは卒業論文と向き合う貴重な時間になります。  文化史学科では卒業論文の提出が卒業の条件になります。卒業論文執筆に向けて、各ゼミでは夏休み期間を利用してゼミ合宿がおこなわれます。宿泊施設にこもってひたすら卒業論文について議論するゼミ、ちょっとした観光旅行も兼ねて遠出をするゼミと様々です。    そんな「卒業論文ゼミ合宿」の様子が届きましたのでご紹介いたします。 狐塚先生ゼミ(日本文化史)    如来堂(新選組奮戦の地)にて ゼミ合宿参加者で記念撮影  狐塚先生と 4 年生 7 名、大学院生 1 名計 8 名で、 9 月 16 日から 18 日までの 2 泊 3 日、福島県会津若松市を訪ねました。  ただ街中の史跡を訪ねるだけでなく、小高い山に登って史跡を探し回ったりしました。それにあたるのが歴代会津藩主の墓所、そして新政府軍が鶴ヶ城にむけて何百発もの打ち込んだ「西軍砲陣跡」です。  「西軍」「東軍」関連の史跡をバランス良く皆でまわり充実した史跡巡りになりました。  また、それに加えて地元の人から、会津藩の忘れてはいけない歴史、会津魂、 会津藩と 薩長との関係について聞けたのは貴重でした。  小田山公園(西軍砲陣跡)にて 西軍の指揮官になりきって 宿泊先に戻ってからはゼミ生全員が卒論の報告をおこないました。章立てをもとにどのような卒論を執筆するのかをレジュメにまとめ、発表をおこないました。  今回のゼミ合宿では自身の卒論と関係する内容を会津で学べ、 一生忘れえぬ楽しい思い出になりました。  旧滝沢本陣にて 会津藩主松平容保に謁見中    井上先生ゼミ(宗教史)    私たちのゼミは、二泊三日の青森合宿に行って来ました。行った場所は下北半島と言うことで、青森の中でも特に北の方です。 3 日間のスケジュールは以下の通り 1 日目   ①移動   ②卒業論文の中間報告会( 前半)   ③親睦会 2 日目   ①卒業論文の中間報告会( 後半)   ②恐山 登