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4年生 卒業論文ゼミ合宿

文化史学科研究室です。 夏休みも終わり、学生たちが学内に戻ってきました。 夏の集中講義を受けた学生、アルバイトやサークル活動を頑張った学生、旅行に行った学生など、思い思いの夏休みを過ごしてきたことでしょう。 4年生からは卒業論文のゼミ合宿に行った!というお話を聞きましたので、ご紹介したいと思います。 日本中世史と西洋近代史を学ぶ学生さんたちからです。 別ページになりますので、気になるゼミをクリックしてみてください。 大井先生ゼミ(西洋近代史) 土谷先生ゼミ(日本中世史)

4年生 卒業論文ゼミ合宿!大井先生ゼミ(西洋近代史)

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大井先生ゼミ(西洋近代史) 大井先生ゼミは9月11日〜13日の2泊3日で、熱海にてゼミ合宿を 行いました。 一日目は熱海駅にお昼頃集合しました。 まずは駅前の商店街を2手 に別れて散策し、昼食をとりました。 その後は宿泊するホテルに向 かい、お借りした会議室にて発表を行いました。一日目は卒業論文 についての疑問解消を目的に、執筆にあたって確認したい点を各々 まとめて発表していきました。 卒業論文の最終構想発表会の様子  二日目は午前中に勉強後、お昼休みに再び駅前の商店街を訪れおや つや飲み物の買い出しの傍ら散策をしました。 午後からは会議室に戻り、卒業論文の最終構想発表会を行いました 。先生とゼミ生皆でそれぞれの卒論についてより良いものにできる よう意見を出し合い、とても充実した時間になりました。 駅前商店街を散策中です  三日目は朝ホテルをチェックアウト後、熱海駅からバスに乗り、熱 海城へ向かいました。熱海城の中には様々な史料を閲覧できるスペ ースがあり、大変興味深い場所でした。また、最上階からは辺り一 面を見渡せる景色を見ることができるなど、隅々まで熱海城を満喫 しました。 次に熱海城のすぐ隣にあるトリックアート迷宮館という 施設に行きました。多種多様なトリックアートが展示されており、 皆面白い写真を撮ることに夢中になっていました。 観光を楽しんだ 最後は熱海駅前商業施設ラスカの屋上にてバーベキューを楽しみ、 解散となりました。 熱海城を見学 卒業論文にむけた作業を進めつつ、夜は時間の許す限り談笑したり 、観光を楽しんだりと、とても充実した三日間を過ごすことができまし た。  最終日、全員でバーベキューを楽しみました! 

4年生 卒業論文ゼミ合宿!土谷先生ゼミ(日本中世史)

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土谷先生ゼミ(日本中世史) 土谷ゼミは夏の合宿で高野山をめぐりました。 9月1日から9月3日までの2泊3日、高野山の宿坊に泊まり、精進料理を食べて朝の勤行に参加するという貴重な体験をすることができました。 早起きは大変でしたが、それ以上に厳かな空間でお勤めを体験したこと、とても美味しい精進料理を食べられたことが嬉しかったです。 それぞれの見学先では、めったにお会いできない先生がたに案内をしていただきました。 一日目は女人堂と徳川家霊台を見学しました。 かつて女人禁制であった高野山には、夫の付き添いなどで高野山に参詣した女性が籠る堂が存在しました。 徳川家霊台には、徳川家康と徳川秀忠の霊廟が並んでいます。 どちらも大きさも見た目もそっくりなので、合宿メンバーで、どこそこが少し違って見えるなどとじっくり見比べました。          女人堂                  徳川家霊台        高野山が女人禁制だった当時、   山に入れない女性が祈っていた場所  二日目は大名をはじめ歌人や企業の石塔が並ぶ奥之院、弘法大師の御影堂や根本大塔がある壇上伽藍、高野山の総本山金剛峯寺を見学しました。 奥之院には弘法大師の御廟があり、私たちはタイミングよく、弘法大師へのお食事を片付けているところに出会うことができました。(弘法大師は現代的な食事を採ることもあり、パスタなどの洋食を御廟に運ぶこともあるそうです。) 石畳をあるいている参拝客全員が道の端に寄って手を合わせていたので、大名行列のようだと思いました。 金剛峯寺では中に上がって四季折々の植物が描かれるふすま絵や、細やかな欄間を見学しました。皇室が訪れた貴重な部屋にも通していただき、今回のゼミ合宿でしかできない貴重な経験ができました。 中の撮影が禁止だったので写真がないのが残念ですが、また行きたいと思うほど素敵なお部屋ばかりでした。 奥之院と奥之院で一番大きいお江の供養塔 三日目は霊宝館、金剛三昧院、大門を見学しました。 大門はとても大きく立派な門で、そばには弘法大師が母の住む慈尊院に通ったとされる急な坂をみることができました。 総本山金剛峯寺 三日間かけて、高野山を参拝しましたが、現在はバスなどが通ってまわりやすくなってい

プラハ・ウィーン研修旅行 講演会

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文化史学科研究室です。  大学院生が作成したポスター 先日ご紹介しましたプラハ・ウィーン研修旅行、今回は講演会の様子をご報告いたします! 7月5日(金)、チェコ出身のホリー・ペトル先生(早稲田大学演劇博物館招聘研究員、実践女子大学短期大学部兼任講師)による「チェスキー・クルムロフ城内劇場のバロック的空間と歌舞伎」と題し、講演がおこなわれました。 研修旅行に参加する学生30名、大学ホームページやホリー先生のホームページをご覧になられた方々が参加され、ホリー先生の流暢な日本語による講演を熱心に聞いていました。 講演会の内容についても研修旅行に参加する学生から報告が届いていますので、ご紹介いたします。 *** 7月5日金曜日。この日、ホリー・ペトル先生による講演会『チェスキー・クルムロフ城内劇場のバロック的空間と歌舞伎』が開かれました。まずチェスキー・クルムロフ城とバロック建築の歴史についての説明を受けたあと、城内劇場の特徴を歌舞伎と比較しながら学びました。 ホリー先生の講演会を聞く学生たち  チェスキー・クルムロフはヴァルタヴァ川(モルダウ川)の近くに位置します。チェスキーとは「チェコ」という意味で、またクルムロフは川の湾曲部の湿地帯を意味します。 城内劇場の特徴はそのままの姿であることです。18世紀の面影をそのまま残し修築されています。劇場内に現代の設備をつけることもありません。しかしその歴史は単純なものではありませんでした。 城内劇場について説明されるホリー先生 チェスキー・クルムロフはドイツ系の人々が多数居住していましたが、第2次世界大戦によってドイツ系住民は追放されました。そのため、1945年以降チェスキー・クルムロフは荒廃状態にあり、この地には全く土地勘のない人々が移住させられました。しかし1989年11月17日のビロード革命によりチェスキー・クルムロフの美しさが再認識されます。この講演会で、チェスキー・クルムロフ城が一度廃されたにもかかわらず、この美しさを私たちが観ることができるのは、現在の城内劇場の総支配人であるパヴェル・スラフコ氏、またそれに携わる人たちのおかげなのだと知りました。   歌舞伎との比較 歌舞伎