新入生オリエンテーション③*キャンパスツアーに出発!

文化史学科研究室です。
この記事は新入生オリエンテーション②の続きになります。

それでは、キャンパスツアーに出かけましょう!

ツアーは文化史学会の上級生たちが案内係です。先生方の研究室や様々な施設を回り、最後は奥庭へと向かいます。
先生方はそれぞれの持ち場に待機。
新入生の皆さんに様々な場所をご紹介くださいます。





***

キャンパスツアーの詳しい?説明は以下をご覧ください。


まずは、2号館から。
2号館は地上4階、地下1階の建物です。1階から4階までは主に教室として使われています。
240教室から地下まで下りてみましょう。

★食堂
正式名称はラファエラホール食堂と言い、修道会の創設者であるラファエラ・マリアにちなんで名づけられました。食堂はお昼の時間になると大勢の学生たちでにぎわいます。ランチの値段はだいたい300円から400円ほどです。

1階へ行ってみましょう。

★2号館個人研究室 鈴木先生
鈴木先生の研究室にはフカフカなソファーがあります。窓の外には桜の木が見え、柔らかな光が差し込む、居心地の良い空間です。
この部屋の中で、先生はご自身の研究を進めていらっしゃいます。

★2号館個人研究室 大井先生
大井先生の部屋に入って最初に飛び込んでくるのは、お菓子の山と皇帝ベア「フランツ・ヨーゼフ1世」陛下です。
周りを見渡すと、たくさんの本やDVDが並びます。その中にはパンダもお住まいの様子です。

続いて、中庭に出てみましょう。

★講堂
講堂は入学式や卒業式など大きな行事の際に使われます。また、講演会や体育の授業、部活動などでも利用されます。

★図書館
大学生になると課題やレポートのために図書館を頻繁に利用するようになります。外観は2階建てですが、地下に2フロア、他に洋書庫もあります。蔵書は約35万冊です。

回廊を通って1号館へ向かいます。
1号館は授業のための教室がメインの校舎で、地上4階、地下1階の建物です。ロビーは学生さんたちの授業前後の待ち合わせの場にもなっています。ロビーから続く1階の廊下には学生課、学務課、教育・学修支援センターといった事務室が並んでいます。中には学生生活をサポートしてくださる職員の方々がいます。

★清泉カフェ
清泉カフェでは卒業生が中心となって、カフェの厨房内で手作りしたスイーツなどを販売しています。スコーンやシフォンケーキ、ガトーショコラなどが定番メニューで、ピザや期間限定メニューなども用意されています。また、多くの学生さんが友達とおしゃべりをしたり、課題に取り組んでいます。
ラファエラショップでは、文具、日用品、飲み物、お菓子、アイスなど様々なものが販売されています。

1号館の廊下を進むと、4号館に入ります。
4号館はラーニングコモンズ、先生方の個人研究室、教室が入る建物です。

★4号館4階個人研究室 佐々木先生
美術史の先生の研究室には大型の本がたくさん並びます。
他の先生のお部屋にはない接写台(カメラをセットして本の写真を撮るための台)も置かれていました。

★4号館3階ラーニングコモンスペース
ここには各学科の研究室とコモンスペースがあります。ラーニングコモンズでは、個人での勉強やパソコンの使用の他、イベントの打ち合わせをする際などにも利用されています。

★文化史学科研究室
研究室では主に図書の貸し出しやレポートの受領を行います。また、学生さんが自分で作成したプリントを印刷してくれたり、発表の仕方を相談したりできる場所でもあります。

一度建物の外に出て5号館へ向かいましょう。
5号館は元々修道院だった建物です。今はウェルネスセンター(保健室)と先生方の個人研究室が入っています。

★ウェルネスセンター
5号館の中にあるウェルネスセンターとサポートルームは、いわばこの大学の保健室です。ウエルネスセンターでは、専門の医療スタッフやカウンセラーが心身の健康のサポートを行っています。また、学業や学生生活だけでなく、進路、就職、対人関係など、幅広い相談に応じてくれる相談室などもあります。

★5号館3階個人研究室 桃井先生
本来、桃井先生の個人研究室は3号館2階にあります。現在は3号館が耐震工事中のため、仮住まいとして5号館にお部屋があります。
窓からは本館と桜の木が見え、とても素敵な景色が広がっています。
先生のお部屋には「桃井コレクション!」として、サハラ砂漠の砂とローズ・ド・サハラが飾られています。(「桃井コレクション!」は先生のお部屋の外側、廊下に展示されています。ぜひ、チェックしてみてください。)

最後に本館を見学しましょう!
本館は島津公爵邸だった建物です。
建物全体はT字型です。かつて公爵邸として使われていた時代は、1階がほぼパブリック・スペースで、南側は接客スペース、北側は使用人のスペースに分かれていました。2階は家族のプライベート・スペースでした。
1階は大小の応接室が南側の芝庭に面して並び廊下でつながれ、その廊下は玄関ホールに向かっています。このホールを中心に、公爵の書斎、大食堂と家族の食堂、階段室と玄関室が配されていたのです。

まず、1階から。

★聖堂(当時はバンケットホール=食堂)
1号館から歩みを進めると、最初に見えてくるのが聖堂です。
本館内にある聖堂は、落ち着いた雰囲気で、自身を見つめる思索の場になっています。毎月1~2回、学生ミサが行われたり、昼休みには聖歌隊の美しい歌声が響きわたります。また卒業生や大学関係者が結婚式を挙げることもできます。(指定の日曜日のみ)
扉が開いている時はいつでもお祈りすることができます!

★応接室
応接室の窓には湾曲した窓ガラスが当時のまま残っています。
応接室の席に座り、奥庭を見るとバルコニーの柱が窓枠と重なり、ゆったりとした風景が目に入ってきます。

では、大階段を登って2階へ行ってみましょう。
2階には公爵夫妻の寝室や子供室、浴室などがありました。

★本館2階個人研究室 木川先生(当時は公爵の浴室)
木川先生のお部屋は天井が高く、明るい光が差し込んできます。元々は公爵の浴室だった場所です。
棚には大型の美術書や横文字の本が多数並んでいます。
そして、なぜか教皇様がいらっしゃいます!

★022教室(当時は公爵夫人の部屋)
現在は教室として使用されている022教室。元々は公爵夫人のお部屋でした。
1階の応接室と同じ窓の作りとなっているこのお部屋にも同時の湾曲した窓ガラスが残っています。このお部屋には白い大理石製の暖炉もあります。これは、大正天皇皇后の行幸啓時に眺めの良いこの部屋を便殿(休憩所)として使用する予定があったからだと考えられています。
現在は、ゼミ等の授業の教室として、また、会議室としても使用されています。
こんなに素敵な場所で学べることは清泉生の醍醐味ではないでしょうか。

キャンパスツアーのゴールは奥庭です。

★奥庭
大きな木は、ふうの木、と言い、原産は台湾で樹齢は250年以上と言われています。春には桜とつつじがきれいに咲いています。

キャンパスツアーは以上になります!お疲れさまでした。

いかがでしたでしょうか?
少しでも清泉女子大学の魅力が伝われば嬉しいです!


現在工事中のため、3号館は見学することができませんでした。
3号館は、本館と同じくジョサイア・コンドルの設計で、大正10年には建っていたそうです。以前は島津家の家政を行う事務棟でした。
工事前は財務課・総務課などの事務室と、先生の個人研究室がありました。











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