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2016年度オープンキャンパス(3)

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清泉女子大学文化史学科です。前回に引き続き、今年度に行われたオープンキャンパスの模擬授業についてお知らせいたします。清泉女子大学の文化史学科ではどのような授業を行うのか。その一端に触れていただければと思います。 今回は9月に行われた模擬授業のご紹介です。 山本 勉 教授 ①先生のご専門   中世日本美術史 (特に鎌倉時代の仏像彫刻)   ②今回のテーマ 仏像の中にあるもの ③内容の要約     仏像の中には何があるのか?ふだんは、外からしか見ることのない仏像。その中には、「銘記」が書かれていること、「納入品」が納められていることがあります。その目的は、「①仏像にその仏像としての性格を与えるため」「②仏像に願いを込めるため」のふたつです。たとえば、薬師経という薬師如来のことを書いたお経が納入品としてはいっているから薬師如来像であるとわかる仏像があります。つまり、金属とか土とか木とかでつくった仏像が仏像として信仰の対象となるのは、そういう納入品があるからなのです。そういう仏像と個人を結びつけるための、個人の祈りにかかわる銘記や納入品もありました。これは仏像のさまざまな秘密のほんの一例です。この模擬授業の内容については、配布資料と視覚資料をご覧ください。 ④配布資料       山本教授配布資料     ⑤視覚資料       山本 教授パワーポイント資料  

研修旅行事前学習会の報告!

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少し遅くなりましたが、8-9月に行われた 文化史学特別演習(海外研修)の事前学習会の様子をもうひとつお届けします。 文化史学科では、夏季休暇中に「文化史学特別演習」という海外研修科目を実施しています。 何回かお伝えしてきたように、今回の訪問先はイギリス・ロンドンでした。7月16日(土)に第2回の事前学習会がおこなわれ、西洋史担当教員の高林先生がロンドンの歴史と生活上の注意事項について講義を行いました。 ロンドンの歴史については、シティ、ウェストミンスター、ウェストエンド、 ブルームズベリといったロンドン内の重要な地域の過去を学びました。これから学生が訪れるロンドンには古代から都市としての歴史があり、いくつもの戦乱や大火などを経験してきました。また都市の発展の過程には、つまり東西南北のどの方向へ都市ロンドンが広がっていったのか、それぞれの地域にどんな都市機能があるのかということには、歴史が大きくかかわってくることを学びました。 さらに、ロンドンで過ごすうえで大事なこととして、安全・健康・生活講習会もひらかれました。高林先生は、2000年代の半ばにロンドンに3年半暮らしていたこともあり、そうした経験から注意しなければいけないことを確認しました。 当日の様子は以下の動画からご覧ください。

清泉祭

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10月29日(土)と30日(日)の二日間、大学の学園祭「清泉祭」が開催されました。 文化史の清泉祭テーマはイギリス。 文化史学会では11月25日(金)に開催される講演会「ラファエル前派の女性像」の紹介展示、紅茶の紹介とタピオカミルクティーの販売をおこないました。 文化史特別演習チームでは夏におこなわれた研修旅行の報告会を実施。実際に現地で見学してきた作品についてA3サイズにまとめて発表展示しました。また自由行動で訪れた場所や食べ物についてもたくさんの写真と共に紹介しました。 どちらの教室にも多くの方が訪れてくださり、イギリスの世界を楽しんでくださいました。 清泉祭の様子を動画でご紹介いたします!展示物を詳しく見たいときは、画面を一時停止にしてみてください。 文化史特別演習(ロンドン研修旅行)の展示の様子 文化史学会によるタピオカミルクティー販売の様子

2016年度オープンキャンパス(2)

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清泉女子大学文化史学科です。今回は、前回に引き続き、今年度に行われたオープンキャンパスの模擬授業についてお知らせいたします。清泉女子大学の文化史学科ではどのような授業を行うのか。その一端に触れていただければと思います。 今回は8月に行われた模擬授業のご紹介です。 梅澤 秀夫 教授   ①先生のご専門    近世日本思想史 (特に、儒教思想) ②今回のテーマ   尊王攘夷とは何か ③内容の要約      幕末を舞台にしたドラマや映画で、よく聞くこのフレーズ。幕末の日本史に興味があるひとだけではなく、誰しも耳にしたことがあるはずです。この言葉は、徳川幕府を崩壊させ、明治維新へと導いた重要な考え方から生まれてきました。いったいなぜ、どのような理由で、この言葉は生まれてきて、影響力を高めていったのでしょうか。それは、江戸時代後期に寺子屋・私塾・藩校などの教育施設が発展し、知識層が形成されていったこと、そうした場所で国学や儒教思想が盛んになったことが関係していました。特に、王を尊重し、異民族である「夷狄」の侵入をみんなで力を合わせてくい止めよう、という中国の春秋時代のスローガンが「尊王攘夷」という言葉を生みだしていったのです。この模擬授業の内容については、配布資料と視覚資料をご覧ください。 ④配布資料          梅澤教授配布資料 ⑤視覚資料         梅澤教授パワーポイント資料

2016年度オープンキャンパス(1)

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少し時間が空いてしまいました。清泉女子大学文化史学科です。大学は9月より後期に入り、あっという間に10月が終わろうとしています。 今回から連続で、今年度に行われたオープンキャンパスの模擬授業についてお知らせいたします。清泉女子大学の文化史学科ではどのような授業を行うのか。その一端に触れていただければと思います。 今回は7月に行われた模擬授業のご紹介です。 高野 禎子 教授     ①先生のご専門      西洋美術史 (特に英仏中世のステンドグラス) ②今回のテーマ      レオナルドが晩年を過ごしたアンボワーズ城 ③内容の要約         ヴァロワ朝の王たちの城館を中心に、フランスにおけるルネサンスについて紹介しました。王の城館と一言で言っても、それは戦闘用、別荘用、狩猟用など、さまざまな目的があり、時代の変遷に伴いその城主の意向で、城館はさらに変貌をとげてゆきます。この模擬授業では、特に 16 世紀前半の、ヴァロワ朝第9代の王フランソワ一世とロワールの古城を見てゆき、彼がいかにして文化振興を行ったのかを明らかにしました。模擬授業の内容については、配布資料と視覚資料をご覧ください。 ④配布資料            高野教授配布資料   ⑤視覚資料            高野教授パワーポイント資料    

海外研修旅行のツイート(続)

海外研修旅行の続編です。今回は画像に少しだけ説明を加えてみました。 研修旅行4日目🇬🇧 この日は、カンタベリーとロンドン組に分かれて行動しました! 様々な場所を訪れて、多くの事を学ぶことができました✨😊 pic.twitter.com/DwUVFXpaL3 — 清泉女子大学文化史学会 (@bunkashigakkai) 2016年9月1日 【解説】左上・右上の写真はカンタベリ大聖堂のステンドグラス。中世から続くイギリスの宗教的な中心地です。左下・右下はロンドン北西部の運河リージェント・カナルです。運河は産業革命の物資輸送で大事な役割を果たしました。今回は約1時間をかけて運河を船で移動しました。 研修旅行5日目🇬🇧 この日は再びグループに分かれて行動しました!美術班は再度大英博物館とナショナルギャラリーに行きました〜 pic.twitter.com/PmXRtxP7rf — 清泉女子大学文化史学会 (@bunkashigakkai) 2016年9月2日 【解説】左上・右上の写真は大英博物館、左下・右下はナショナル・ギャラリーです。右上の写真は、エジプトの石板ロゼッタストーン。右下の絵はゴッホのひまわりですね。 研修旅行6日目🇬🇧 この日はロンドン郊外に出て、レスター、コベントリー、オックスフォードに行ってきました! どの場所もステンドグラスや街並みがとても素敵でした✨😄 pic.twitter.com/3NBSguvzXr — 清泉女子大学文化史学会 (@bunkashigakkai) 2016年9月3日 【解説】左上の写真はレスター近郊の小村トワイクロスの教区教会のステンドグラス、右上はコベントリ大聖堂、左下・右下はオックスフォードのクライストチャーチです。トワイクロスのステンドグラス、フランス革命時にパリのサントシャペルとサンドニの聖堂から来たものです。クライストチャーチは、オックスフォード大学最大のカレッジで、ハリーポッターのセットのモデルにもなったところです。 研修旅行7日目🇬🇧 この日は再びグループに分かれて、行動しました! 美術班はテートブリテンやそこから船に乗ってテートモダン、セントポール大聖堂に行きました🛥✨ pic.twitter.com/xjR7q3pefr ...

海外研修旅行のツイート

文化史学会所属の参加学生が研修旅行のツイートをしてくれています! どうぞご覧ください。 研修旅行1日目🇬🇧 空港からバスでロンドンの車窓見学をしました!ロンドンの街並みがとっても綺麗でした✨😊 そして、夜は名物のフィッシュ&チップスを頂きました🍽 pic.twitter.com/kg40SUhTYf — 清泉女子大学文化史学会 (@bunkashigakkai) 2016年8月29日 研修旅行2日目🇬🇧 この日は大英博物館、大英図書館、ナショナルギャラリー、バッキンガム宮殿に行きました! どれもとても壮麗で見ごたえがありました✨😄 pic.twitter.com/XJH1zd0EeH — 清泉女子大学文化史学会 (@bunkashigakkai) 2016年8月30日 研修旅行3日目🇬🇧 この日は、歴史、美術、宗教のグループに分かれて、行動しました! 美術班は、ウエストミンスター寺院とヴィクトリア&アルバート博物館に行きました💫 pic.twitter.com/el2CLNXS8M — 清泉女子大学文化史学会 (@bunkashigakkai) 2016年8月31日

オープンキャンパス ただいま準備中

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オープンキャンパスの準備を進めています! 7 月 31 日(日)のオープンキャンパスから「在学生による学科展示&フリートークコーナー」がスタートいたしました。学科展示では入学後に一番気になるイベントである新入生合宿の紹介もおこなっています。 また、文化史学会の学生が中心に企画する講演会、文化史学特別演習(海外研修旅行)の紹介、 1 年生から 4 年生までの日常も紹介しています。   文化史学科の先生方を紹介するコーナーでは先生方へのインタビューをもとに、授業中には見ることの出来ない先生方の姿を見ることもできます。 フリートークコーナーでは在学生から大学生活の様子を聞くことができます。 文化史学科のことを詳しく聞いてみてください。きっと文化史学科の魅力をたくさん知ることができると思います。   学科展示は初めての試みで、まだまだ試行錯誤の繰り返しです。 オープンキャンパスごとに成長していきますので楽しみにしていてください。 オープンキャンパス準備の様子を おさ めた 動画 (↓)をご覧ください。 【今後のオープンキャンパス情報】 9/22(祝)13:00-16:30 10月29・30(土・日)13:30-16:00 12月3日(土)14:00-16:00 http://www.seisen-u.ac.jp/admissions/opencampus/index.php

文化史学会 新入生歓迎会

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こんにちは!文化史学会です。 文化史学会は文化史学科の学生全員が会員として所属している団体です。 学科のイベントなどの企画運営をおこなう組織で、ひと学年10名前後の学生が委員として活躍しています。 そんな文化史学会の新入生歓迎会が6月29日(水)に行われました! これまでは定例会だけで一年生と上級生が個人的に話す機会はあまりなかったのですが、今回の新入生歓迎会で皆和気あいあいとしていたと思います。 仲良くなれて良かったです! これから一年間さまざまな行事があるので、一緒に頑張って文化史学科を盛り上げていきます!!  学年を超えて仲良くなれました お鍋を囲んで ウワサによるとお鍋の辛さで席を決めたとか・・・ 新入生歓迎会に参加したメンバーで!

イギリス研修旅行 勉強会 Part2

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今回は、文化史学科の目玉科目のひとつである「文化史学特別演習」(海外研修旅行) の事前学習会のつづきをご紹介します。 今年度の海外研修旅行の概要をあらためて確認しておくと、 滞在先はイギリス・ロンドン、10日間の旅です。 今年度の特徴は、学生が「歴史」「美術」「宗教」の3つのグループに分かれて、 それぞれ訪問先を決めてゆく点です。 参加する学生はそれぞれ研究テーマをもっています。たとえば、「美術(絵画)」のグループには、イギリス絵画を卒論のテーマとする4年生、ネーデルラント絵画を研究しつつある3年生、印象派に興味のある2年生などがいます。 そうした個々の関心を学生同士でシェアし、訪問先となる美術館をえらびます。今回は、ナショナル・ギャラリー、テート・ブリテン美術館、テート・モダン美術館、ヴィクトリア&アルバート博物館などが訪問先になりそうです。 さらに・・・ただ訪問先を決めるだけはありません。訪問先への経路や訪問先での滞在時間なども、学生自らがデザインするのです。特に重点的に見たい場所には、普通の旅行などではとれないくらいの時間をさくことができます。また、訪問時には教員がサポートし、その場で学生の疑問に答えてゆきます。 そんな訪問先を決めるグループワークの様子を動画でご覧ください。

イギリス研修旅行 勉強会 Part1

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こんにちは、清泉女子大学文化史学科です。 今回は、文化史学科の目玉科目のひとつである「文化史学特別演習」(海外研修旅行) について ご紹介します。 文化史学科では、毎年、夏季休暇中に海外研修旅行を行っています。2015年度はドイツ・オーストリア・スイス・フランス、2014年度は台湾、2012年度はイタリアで実施しました。 普段は本や論文から学んでいることを、現地で実際に目で見て、調査し、レポートにまとめるというのが目的です。 今年の滞在先は、EU離脱が国民投票できまったイギリス・ロンドンです。8月28日~9月8日までの10日間、22名の学生と2人の教員がこの地で歴史文化の調査を行います。 今回お届けする動画は、西洋美術史担当の高野先生の講義です。高野先生の企画で、今回の研修旅行では、中西部トウィクロスの聖堂にある中世のステンドグラス、南東部バーフレストンの聖堂にある中世の窓を観に行きます。どちらも小さな街で、通常の観光旅行では訪れません。こうした街を訪問し、中世キリスト教美術の理解を深めてゆきます。

文化史学科 先生方おススメの1冊!

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こんにちは、清泉女子大学文化史学科です。 夏もいよいよといったところにせまり、大学は学期末(7月末)に向けてあわただしくなってきました。 学生のみなさんはテストやレポート、教職員は授業のまとめや採点にとりかかるシーズンです。 今回は、文化史学科の各教員が、自分の専門分野にかんする一冊を選び、紹介する動画をおとどけします。 清泉文化史の大きな魅力は、歴史学・美術史・宗教史・宗教学・思想史・哲学など、多様な専門分野を横断的に学ぶことができる点です。 高校生のうちは、学びたいことが定まっていないこともあるかと思いますが、清泉文化史では、興味関心を幅広くもち様々な分野を学ぶことで、他大学にはほとんどない、魅力ある歴史教育を展開しています。 動画からはその一端を感じていただければと思います。 文化史学科の詳しい教員紹介は コチラ 。

西洋文化史 「研究法演習」 授業の紹介!

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こんにちは、文化史学科です。 4 月から新学期がはじまり、授業も徐々に進んできました。 今日は、そんな授業のなかから、近代西洋史ゼミの授業風景をお届けします。文化史学科にはほかに、古代・中世西洋史(1)、日本史(2)、東洋史(1)、宗教学(1)、宗教史(1)、美術史(3)、哲学(1)、国際関係思想(1)のゼミがあります。括弧内はそれぞれの分野内のゼミの数です。 こうした さまざまな専門分野から成るゼミ を通じた授業 は、他大学には ほとんどない、 清泉文化史ならではの特色です。 近代西洋史ゼミは、 16 世紀~ 20 世紀のヨーロッパ・アメリカの歴史を中心とした演習科目です。およそ宗教改革とルネサンス以後の歴史を扱います。今回お届けするのは 4 年生ゼミ、研究室での授業です。 発表者は 3 名。テーマは、①「近代フランスの民衆文化と宗教」、②「近代オーストリアの民族と言語」、③「ヒトラー・ユーゲントの指導者たち」です。卒業論文へとむかう 4 年生の授業風景を動画でのぞいてみてください。 動画:4年ゼミの授業風景    発表2の配布プリントです。   発表3の配布プリントです。 ゼミが始まる前の風景です。