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文化史学会・文化史学科共催講演会 『7世紀の女帝』

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学生が作成した講演会のポスター 文化史学科研究室です。 11月13日(水)、文化史学会と文化史学科の共催講演会が開催されました。 国立歴史民俗博物館教授の仁藤敦史先生による『七世紀の女帝』という講演でした。 講演会を企画した文化史学会の学生から報告が届いていますので、ご紹介いたします! *** 文化史学会・文化史学科共催講演会が11月13日(水)の16時30分から18時まで140教室にておこなわれました。 今回は国立歴史民俗博物館教授の仁藤敦史先生をお招きいたしました。 「七世紀の女帝」を題目とした今回の講演では、推古天皇や持統天皇をはじめとした古代の日本を統治した女性天皇に焦点が当てられました。古代日本における女帝の皇位継承上の位置づけや即位の意義について、仁藤先生のご見解を聴くことができました。 また古代の皇位継承で重視されていたことは、男女という性別の違いではなくその人物の素質や年齢であったというお話は、大変印象に残るものでした。つい最近、天皇陛下即位に伴う関連儀式の「即位パレード」がおこなわれたり、天皇や皇室に対する関心が高まっている中、今回古代の女性天皇についてのお話を聞くことができ、天皇や皇室についてより深く考えることができました。  ご講演中の仁藤先生 茶話会では仁藤先生からの貴重なお話を聴くことができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。    仁藤先生を囲んでの茶話会 

個人面談 3年生&4年生

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文化史学科研究室です。 前期に引き続き、今回は上級生の個人面談の様子をご紹介いたします。  先生から本を紹介してもらっている学生さん 【3年生 西洋美術史の高野先生との面談】 昼休みの時間帯に個人面談が実施されました。 写真に写るのだから・・・と机の上の書類をササッと片付けられました。 先生との面談の焦点は卒業論文のテーマについて。教会、聖堂、ステンドグランスなど興味のある主題について相談していました。先生からは今は色々な観点で多くの作品を見ていけば良いとアドバイスをもらっていました。 また、来年度のラファエラ・アカデミアで先生が担当される西洋の金の工芸品についても本を紹介しながらお話くださったそうです。  研究法演習の授業内で先生と面談する学生さん 【4年生 宗教史の井上先生との面談】 4年生の面談は「研究法演習」という卒業論文を執筆するために履修するゼミの中でおこなわれました。なので、面談場所は教室でした。 先生とマンツーマンで面談となります。といっても、他学年とは面談内容が大きく異なりました。 この日面談を受けた4年生は卒業論文の章立てを先生と相談。どのように論を展開していけばよいのか、先生と話し合いながら確認していました。 そんな卒業論文も提出まであと少し。頑張ってくださいね! 前期、後期と全学年の個人面談の様子をご紹介してきました。 もちろん、面談時以外でも学生たちは先生の個人研究室へ相談に訪れています。 先生方からのアドバイスは学生にとって進むべき道の道しるべとなっていることでしょう。 あなたもぜひ、先生方の研究室をノックしてみてください。

山本勉先生と行く 伊豆 願成就院と かんなみ仏の里美術館見学会

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文化史学科研究室です。  このマイクロバスで移動しました! 山本勉先生(日本美術史)と行く、願成就院と かんなみ仏の里美術館見学会が10月27日(日)に開催されました。 この見学会、大学院博士課程の学生が企画。文化史学科の先生方をはじめ、大学院生、学部生、元非常勤講師の先生を含む、総勢20名が参加しました。 13時にJR三島駅北口に集合し、マイクロバスで一路、願成就院へと向かいます。 ご住職と山本先生のお話を聞きながら運慶の仏像を堪能しました。 かんなみ仏の里美術館でもやはり仏像を前に山本先生の説明がありました。 短い時間でしたが、とても有意義な、そして贅沢な時間を過ごすことが出来ました。 見学会を企画してくださった大学院生から報告が届いていますので、ご紹介いたします。 *** 山本先生のご案内で、静岡県伊豆の国市・願成就院、函南市・かんなみ仏の里美術館を見学してきました。文化史学科の先生方や助手のみなさん、学部生、大学院生なども交えて総勢20人での見学会となりました。 願成就院に到着 見学一か所目の願成就院には国宝に指定されている運慶作の仏像5軀が安置されています。 まずはご住職にお出ましいただき、お話をうかがいました。願成就院の仏像が数十年にわたる研究の積み重ねによりその価値を評価され、注目を集めるようになり、いまでは地元でも大切にされるようになったことをたいへん喜んでいらっしゃるお気持ちが伝わってきました。 そして、長年、運慶研究にたずさわってきた山本先生の解説を、実際に作品を目の前にして聞くという貴重な時間を過ごしました。その後、仏像をゆっくり拝観していると、毘沙門天像の前では「イケメン!」、矜羯羅童子像の前では「カワイイ!」という声が聞こえてきました。わたしも同感です。毘沙門天像のあのはちきれそうな肉体の迫力はほんとうにかっこよかったです。   本堂に向かいます ポーズを決める山本先生と大学院生たち 二か所目の かんなみ仏の里美術館には、平安時代から江戸時代までの仏像24軀が展示されています。桑原・長源寺の裏手にある桑原薬師堂に伝来し、長く地元住民によって管理されてきた仏像群です。 こちらでも大歓迎していただき、92歳の顧問やベテランガイドさんから

スキャナを使ってみよう!

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文化史学科研究室です。 10月22日(火)から29日(火)までの一週間、文化史学科研究室内でスキャナ指導がおこなわれました。 文化史学科では授業の発表で図版をレジュメ(発表原稿)に取り込むことが多々あります。 そんな時に使用するのがスキャナです。 どのように図版を取り込めばいいのか? なるべく綺麗に取り込むには? 研究室にある2種類のスキャナを使用し、実践形式で使い方を学びました。 今回の指導で初めてスキャナに触れた学生さんもいた様子。 この学びを生かして、発表レジュメを作成してもらえれば嬉しく思います。  スキャナ指導を受ける学生たち

ウィーン・プラハ研修旅行

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文化史学科研究室です。 夏季休暇中に実施された「文化史学特別演習」は、毎年、引率される先生方のご専門に近い地域を旅する授業です。 何度かブログ内でも事前学習について取り上げてきました。 そんな研修旅行の現地での様子が参加した学生から届きましたのでご紹介いたします。 *** 「文化史学特別演習」として、8月23日から9月4日までの約2週間、チェコとオーストリアの2カ国へ行ってきました。 最初に訪れたのはチェコの首都、プラハです。この街「世界で最も美しい街」とも称され、1992年には「プラハ歴史地区」として世界遺産に登録されています。中世の街並みがそのまま残されており、ゴシックやルネサンスなど、その他にも様々な様式が混在する場所でもあります。 最初にプラハ城を全員で見学しました。ここは世界で最も大きい城のひとつといわれています。何度も改築がされた結果、様々な建築様式が混在している貴重な建物となっています。毎正時に行われる衛兵交代式も見てきました。 その後、グループ行動や各自自由行動で事前に決めていた場所を3日かけて観光しました。ストラホフ修道院やカレル橋、ミュシャ美術館など、見どころ満載です。 5日目にプラハを離れ、チェコ南部に位置するチェスキークルムロフという街へ行きました。街の中心に立つチェスキークルムロフ城も、プラハ城と同様に、いくつかの様式が混在しています。隣接するバロック劇場には、木造の舞台装置や背景画、衣装などが当時の姿のまま保存されています。 6日目からはオーストリア観光です。今回の旅のテーマのひとつが「ハプスブルク家の足跡を中心にたどる」ということで、関わりのある場所を多く見ていきました。皇妃エリザベートやマリア・テレジア、マリー・アントワネットといった、ハプスブルク家の女性に縁のある場所を訪れていきました。 しかし見学したのはそれらだければありません。7日目には、負の遺産であるマウトハウゼン強制収容所へ訪れました。「第3カテゴリー」と呼ばれるもっとも過酷な環境であったそうです。 中世から現代までの歴史をより知ることができ、その国々についてさらに興味をもちました。歴史をだけでなく、自分たちの国とは違った現地の生活も学ぶことが出来ました。自分の足で訪れ、見ることは、教室で学ぶ

清泉祭 * 文化史学会

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文化史学科研究室です。 11月2日(土)、3日(日)の2日間、大学では清泉祭(学祭)が開催されました。  坂道の看板 文化史学会では11月13日(水)に開催された講演会のテーマ「7世紀の女帝」にちなんで、女性天皇についての発表展示をおこないました。 日本史上、古代には6人8代の女性天皇が存在しました。 それぞれの在位とどのような人物だったのかを調べていました。 6人の女性天皇は、 第33代 推古天皇 第35代 皇極天皇(第37代 斉明天皇) 第41代 持統天皇 第43代 元明天皇 第44代 元正天皇 第46代 孝謙天皇(第48代 称徳天皇) です。  学会生たちが作成した発表展示 また、唐揚げの販売もおこないました。 教室は唐揚げの香りでいっぱいとなり、多くの方が香りに誘われて買いに来てくださいました。 とても人気だったようで、あっという間に完売となってしまいました。 教室内の様子と販売した唐揚げ

清泉祭 * 文化史学特別演習(プラハ・ウィーン研修旅行)

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文化史学科研究室です。  研修旅行展示の宣伝用看板 文化史学会に引き続き、文化史学特別演習という授業も11月2日(土)、3日(日)の清泉祭に参加しました。 夏休み期間中にプラハ、ウィーンを訪れた研修旅行。 その現地での学びを可視化した展示をおこないました。 前日の準備日、それぞれ決められたシフト時間以外にも、作業が終わるまで残ってくれた学生たちもいました。 私はというと、約2週間、寝食を共に過ごした仲間たちの団結力は素晴らしい!と感心しながら様子をうかがっていました。 また、研修旅行を引率してくださった大井先生(西洋文化史)も色塗りを手伝ってくださいました。 大井先生がご担当されたのは、クリムトの『接吻』。  色塗りを手伝ってくださった大井先生と先生作の『接吻』 教室内はそれぞれの学生が調べた内容を地域ごとにまとめて展示しました。 地域は大きく分けて、プラハ、チェスキー・クルムロフ、バート・イシュル、ハルシュタット、メルク、マウトハウゼン、そしてウィーンです。 全員で訪れた場所はもちろん、グループ行動時に自分たちの力で移動し訪れた場所についてもまとめました。  たくさんの方がご来場くださいました また、事前学習会で作成した旅のしおり、思考マップ、研修旅行中の写真を集めたスクラップブック、現地で購入したお土産品なども展示しました。 思考マップ、聞きなれない言葉かもしれませんね。 今年の研修旅行のテーマは「ハプスブルク家の足跡を巡るプラハ・ウィーンの旅」!思考マップはこのテーマに合わせて「ハプスブルク家」「プラハ」「ウィーン」から連想される事柄をあげていったものです。 研修旅行前と後、それぞれの思考がどのように変化したのか、一目見てわかるものができあがりました。 また、プラハ、ウィーンにちなんだ映像の上映会もおこないました。 学生たちが作成したしおりやスクラップブック 展示を見てくださった方々から、感想もたくさんいただきました。   少しご紹介いたします!  ご来場くださった皆さんからの感想 *毎年、楽しみにうかがっています。ていねいに詳しい展示に関心しています。フィルム上映もよかったです。

4年生 卒業論文ゼミ合宿

文化史学科研究室です。 夏休みも終わり、学生たちが学内に戻ってきました。 夏の集中講義を受けた学生、アルバイトやサークル活動を頑張った学生、旅行に行った学生など、思い思いの夏休みを過ごしてきたことでしょう。 4年生からは卒業論文のゼミ合宿に行った!というお話を聞きましたので、ご紹介したいと思います。 日本中世史と西洋近代史を学ぶ学生さんたちからです。 別ページになりますので、気になるゼミをクリックしてみてください。 大井先生ゼミ(西洋近代史) 土谷先生ゼミ(日本中世史)

4年生 卒業論文ゼミ合宿!大井先生ゼミ(西洋近代史)

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大井先生ゼミ(西洋近代史) 大井先生ゼミは9月11日〜13日の2泊3日で、熱海にてゼミ合宿を 行いました。 一日目は熱海駅にお昼頃集合しました。 まずは駅前の商店街を2手 に別れて散策し、昼食をとりました。 その後は宿泊するホテルに向 かい、お借りした会議室にて発表を行いました。一日目は卒業論文 についての疑問解消を目的に、執筆にあたって確認したい点を各々 まとめて発表していきました。 卒業論文の最終構想発表会の様子  二日目は午前中に勉強後、お昼休みに再び駅前の商店街を訪れおや つや飲み物の買い出しの傍ら散策をしました。 午後からは会議室に戻り、卒業論文の最終構想発表会を行いました 。先生とゼミ生皆でそれぞれの卒論についてより良いものにできる よう意見を出し合い、とても充実した時間になりました。 駅前商店街を散策中です  三日目は朝ホテルをチェックアウト後、熱海駅からバスに乗り、熱 海城へ向かいました。熱海城の中には様々な史料を閲覧できるスペ ースがあり、大変興味深い場所でした。また、最上階からは辺り一 面を見渡せる景色を見ることができるなど、隅々まで熱海城を満喫 しました。 次に熱海城のすぐ隣にあるトリックアート迷宮館という 施設に行きました。多種多様なトリックアートが展示されており、 皆面白い写真を撮ることに夢中になっていました。 観光を楽しんだ 最後は熱海駅前商業施設ラスカの屋上にてバーベキューを楽しみ、 解散となりました。 熱海城を見学 卒業論文にむけた作業を進めつつ、夜は時間の許す限り談笑したり 、観光を楽しんだりと、とても充実した三日間を過ごすことができまし た。  最終日、全員でバーベキューを楽しみました! 

4年生 卒業論文ゼミ合宿!土谷先生ゼミ(日本中世史)

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土谷先生ゼミ(日本中世史) 土谷ゼミは夏の合宿で高野山をめぐりました。 9月1日から9月3日までの2泊3日、高野山の宿坊に泊まり、精進料理を食べて朝の勤行に参加するという貴重な体験をすることができました。 早起きは大変でしたが、それ以上に厳かな空間でお勤めを体験したこと、とても美味しい精進料理を食べられたことが嬉しかったです。 それぞれの見学先では、めったにお会いできない先生がたに案内をしていただきました。 一日目は女人堂と徳川家霊台を見学しました。 かつて女人禁制であった高野山には、夫の付き添いなどで高野山に参詣した女性が籠る堂が存在しました。 徳川家霊台には、徳川家康と徳川秀忠の霊廟が並んでいます。 どちらも大きさも見た目もそっくりなので、合宿メンバーで、どこそこが少し違って見えるなどとじっくり見比べました。          女人堂                  徳川家霊台        高野山が女人禁制だった当時、   山に入れない女性が祈っていた場所  二日目は大名をはじめ歌人や企業の石塔が並ぶ奥之院、弘法大師の御影堂や根本大塔がある壇上伽藍、高野山の総本山金剛峯寺を見学しました。 奥之院には弘法大師の御廟があり、私たちはタイミングよく、弘法大師へのお食事を片付けているところに出会うことができました。(弘法大師は現代的な食事を採ることもあり、パスタなどの洋食を御廟に運ぶこともあるそうです。) 石畳をあるいている参拝客全員が道の端に寄って手を合わせていたので、大名行列のようだと思いました。 金剛峯寺では中に上がって四季折々の植物が描かれるふすま絵や、細やかな欄間を見学しました。皇室が訪れた貴重な部屋にも通していただき、今回のゼミ合宿でしかできない貴重な経験ができました。 中の撮影が禁止だったので写真がないのが残念ですが、また行きたいと思うほど素敵なお部屋ばかりでした。 奥之院と奥之院で一番大きいお江の供養塔 三日目は霊宝館、金剛三昧院、大門を見学しました。 大門はとても大きく立派な門で、そばには弘法大師が母の住む慈尊院に通ったとされる急な坂をみることができました。 総本山金剛峯寺 三日間かけて、高野山を参拝しましたが、現在はバスなどが通ってまわりやすくなってい

プラハ・ウィーン研修旅行 講演会

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文化史学科研究室です。  大学院生が作成したポスター 先日ご紹介しましたプラハ・ウィーン研修旅行、今回は講演会の様子をご報告いたします! 7月5日(金)、チェコ出身のホリー・ペトル先生(早稲田大学演劇博物館招聘研究員、実践女子大学短期大学部兼任講師)による「チェスキー・クルムロフ城内劇場のバロック的空間と歌舞伎」と題し、講演がおこなわれました。 研修旅行に参加する学生30名、大学ホームページやホリー先生のホームページをご覧になられた方々が参加され、ホリー先生の流暢な日本語による講演を熱心に聞いていました。 講演会の内容についても研修旅行に参加する学生から報告が届いていますので、ご紹介いたします。 *** 7月5日金曜日。この日、ホリー・ペトル先生による講演会『チェスキー・クルムロフ城内劇場のバロック的空間と歌舞伎』が開かれました。まずチェスキー・クルムロフ城とバロック建築の歴史についての説明を受けたあと、城内劇場の特徴を歌舞伎と比較しながら学びました。 ホリー先生の講演会を聞く学生たち  チェスキー・クルムロフはヴァルタヴァ川(モルダウ川)の近くに位置します。チェスキーとは「チェコ」という意味で、またクルムロフは川の湾曲部の湿地帯を意味します。 城内劇場の特徴はそのままの姿であることです。18世紀の面影をそのまま残し修築されています。劇場内に現代の設備をつけることもありません。しかしその歴史は単純なものではありませんでした。 城内劇場について説明されるホリー先生 チェスキー・クルムロフはドイツ系の人々が多数居住していましたが、第2次世界大戦によってドイツ系住民は追放されました。そのため、1945年以降チェスキー・クルムロフは荒廃状態にあり、この地には全く土地勘のない人々が移住させられました。しかし1989年11月17日のビロード革命によりチェスキー・クルムロフの美しさが再認識されます。この講演会で、チェスキー・クルムロフ城が一度廃されたにもかかわらず、この美しさを私たちが観ることができるのは、現在の城内劇場の総支配人であるパヴェル・スラフコ氏、またそれに携わる人たちのおかげなのだと知りました。   歌舞伎との比較 歌舞伎

オープンキャンパス 2019年夏

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文化史学科研究室です。 文化史学科に興味を持ってくださった皆さん! こんにちは。 7月28日(日)、夏のオープンキャンパスが開催されました。 オープンキャンパスでは学科紹介、模擬授業、個別相談、在学生によるキャンパスツアーや学科展示など、様々なプログラムが組み込まれています。 今回の模擬授業では藤本猛先生(東洋史)が 「聖徳太子」は「イエス・キリスト」? と題し、講義をおこないました。 紀元前のアジア西端で生まれたイエスと、7世紀ユーラシアの東端で生まれた厩戸皇子(聖徳太子)は、もちろん直接会ったことはないでしょう。しかしともに馬小屋で誕生したというエピソードがあるなど、いくつかの共通点が見られます。はたして両者にはどういうつながりがあったのでしょうか。その背景にあったと考えられる9~10世紀のユーラシア東西文化交渉の歴史をみてみましょう。 と大学HPには記載されています。 模擬授業中の藤本先生(東洋史) また、教室では「在学生による学科展示&フリートークコーナー」が開催されています。 文化史学会の役員たち(現1年生と2年生)は、今年のオープンキャンパスでどのように展示をおこなうか、文化史学科をより良く理解してもらうにはどうしたらよいか、について話し合ってきました。 会場では、新入生合宿、講演会、文化史学特別演習(海外研修旅行)をはじめ、授業について、資格取得についてなど、文化史学科の学生たちがどのような学生生活を送っているのかを紹介しています。 また、文化史学科の先生方紹介コーナーでは、教室では見ることのできない、先生方の一面を知ることもできます。 オープンキャンパスの展示の様子 フリートークコーナーでは、文化史学科に所属する学生(文化史学会役員)から大学生活の様子を直接聞くこともできます。  文化史学科のことを詳しく聞いてみてください。 きっと文化史学科の魅力をたくさん知ることが出来ると思います。 今年の夏のオープンキャンパスは・・・ 7月28日(日) 8月10日(土) 9月22日(日) に開催されます! 展示を見る受験生と保護者の皆様  フリートークコーナーで 上級生の話を

上野~浅草を歩く!人文自然地理学フィールドワーク報告

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文化史学科研究室です。  集合場所の上野駅  これから散策する界隈の地図をもらいました 皆さんは大学の授業と聞くと、「広い教室で先生の話をひたすら聞く!」「少人数のクラスで仲間たちと議論を交わす!」と想像されるかもしれません。 もちろん、そのような授業が大半をしめていますが、時には大学のキャンパス外でおこなわれる場合もあります。 今日はそんな授業の報告です。 * * *  7月6日(土)曇り空の下、上野駅に降り立ちました。 目的は、元木理寿先生(地理学)、人文自然地理学を受講している3人の学生と一緒に上野~浅草をめぐるフィールドワークに参加するためです。 11時半に上野駅に集合し、まずは上野公園方面へ。 ビルの中のエスカレーターで公園側まで登りました。登り切ったところから、上野駅方面を眺めます。こうして見ると、駅がある場所はかなり低いです。そしてその先には真っ平な台地が続いています。 上野公園から駅方面を見下ろします 西郷さんの像を横目に不忍池の畔まで下り、下町風俗資料館を見学しました。 資料館では昔の生活道具や玩具が展示され、企画展として「下町の火事と防災」が開催されていました。学生にとっては珍しいものばかりだったのではないでしょうか。私にとっては、昔、祖母の家にあった!と懐かしく思うものがたくさんあり、タイムスリップしたように感じられました。 七夕前日だったこともあり、資料館の中には笹飾りも飾られていました。せっかくなので、短冊にお願いごとも記入してきました。 下町風俗資料館を見学中 いよいよ、ここから浅草を目指して歩き始めます。 アメ横を通り抜け、コリアンタウンと呼ばれる地域へと歩んでいきます。 焼肉屋、キムチを売る店、スーパーマーケットのような食材店が並んでいます。この辺りは木造3階建ての建物が密集している地域だそうです。 コリアンタウンの先には中国の人々が集まり住んでいる地域もありました。 コリアンタウンの一角 上野駅から歩いて感じたことは、とにかく平らな道であるということ。 坂道は見当たりません。清泉女子大学がある一角は逆に坂道が多いので、道の高低差を意識しながら歩くと面白いと思いました。 途中、