ウィーン・プラハ研修旅行

文化史学科研究室です。

夏季休暇中に実施された「文化史学特別演習」は、毎年、引率される先生方のご専門に近い地域を旅する授業です。
何度かブログ内でも事前学習について取り上げてきました。
そんな研修旅行の現地での様子が参加した学生から届きましたのでご紹介いたします。

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「文化史学特別演習」として、8月23日から9月4日までの約2週間、チェコとオーストリアの2カ国へ行ってきました。

最初に訪れたのはチェコの首都、プラハです。この街「世界で最も美しい街」とも称され、1992年には「プラハ歴史地区」として世界遺産に登録されています。中世の街並みがそのまま残されており、ゴシックやルネサンスなど、その他にも様々な様式が混在する場所でもあります。


最初にプラハ城を全員で見学しました。ここは世界で最も大きい城のひとつといわれています。何度も改築がされた結果、様々な建築様式が混在している貴重な建物となっています。毎正時に行われる衛兵交代式も見てきました。


その後、グループ行動や各自自由行動で事前に決めていた場所を3日かけて観光しました。ストラホフ修道院やカレル橋、ミュシャ美術館など、見どころ満載です。


5日目にプラハを離れ、チェコ南部に位置するチェスキークルムロフという街へ行きました。街の中心に立つチェスキークルムロフ城も、プラハ城と同様に、いくつかの様式が混在しています。隣接するバロック劇場には、木造の舞台装置や背景画、衣装などが当時の姿のまま保存されています。


6日目からはオーストリア観光です。今回の旅のテーマのひとつが「ハプスブルク家の足跡を中心にたどる」ということで、関わりのある場所を多く見ていきました。皇妃エリザベートやマリア・テレジア、マリー・アントワネットといった、ハプスブルク家の女性に縁のある場所を訪れていきました。


しかし見学したのはそれらだければありません。7日目には、負の遺産であるマウトハウゼン強制収容所へ訪れました。「第3カテゴリー」と呼ばれるもっとも過酷な環境であったそうです。


中世から現代までの歴史をより知ることができ、その国々についてさらに興味をもちました。歴史をだけでなく、自分たちの国とは違った現地の生活も学ぶことが出来ました。自分の足で訪れ、見ることは、教室で学ぶときとは違った面白さがあります。教科書だけでは知ることが出来ないこともたくさんあり、とても貴重な体験となりました。


*様々な旅行中の写真をご覧ください*





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