文化史学科の学び紹介Vol.10:文化史入門演習(美術:日本美術史)

 文化史学科研究室です。


2023年度の文化史ブログでは「文化史学科の学び」を紹介していく新シリーズをがスタートいたしました。

第10回目は2年生の選択必修科目「文化史入門演習(美術:日本美術史)」についてご紹介いたします!


入門演習(美術:日本美術史)

担当教員

  佐々木守俊先生

学生さんの発表にコメントする佐々木先生


授業内容:

飛鳥時代~江戸時代の日本美術史について学びます。

テキストの構成に即して発表テーマを決め、そのテーマを順番に発表してもらいます。発表に際しては、そのテーマにかかる教科書の記述の論旨をまとめること、テーマに関連する主要作品の資料をさがして写真をふくむ基本的な情報を収集すること、それらを集成した発表資料(レジュメ)をつくることが要求されます。

大徳寺聚光院蔵の「花鳥図」について発表する学生さん


履修可能な学年

 2年生


佐々木先生からのコメント

この演習では自分の担当する用語や作品について調べることはもちろん、他の学生の発表をしっかり聴くことがとても大切です。

毎回主体的に取り組むことで、飛鳥~江戸時代の美術史の流れと、作品について考えるうえでの基本的な方法を把握できるように構成してあります。

楽しみながら力をつけていって下さい。


授業を履修している学生さんからのコメント

この授業では日本美術史の用語解説と作品についての個人発表を2回行います。
用語解説では、一木造や慶派、やまと絵などの美術史用語だけでなく、鎌倉幕府や織豊政権といった歴史用語についても調べます。美術史を学ぶ上において、歴史を理解することが重要であることに改めて気づくことができました。
作品発表では指定された作品の概要だけでなく、別の作品と比較することによって相違点や共通点を見つけることができます。ただ作品を鑑賞するだけでなくそこから歴史の成り立ちや絵師の意図など考察することでより理解が深まります。(文化史学科2年 Oさん)

文化史入門演習:日本美術では、発表を2回行いました。1回目は美術用語について、2回目はそれぞれに振り分けられた作品についてでした。
私は2回目の発表で、狩野永徳が描いた大徳寺聚光院蔵の「花鳥図」について発表しました。発表するに当たり、準備として論文や大徳寺聚光院が出した本などを読みました。私の発表では、作品の画像が一部しかネットに載っていなかったので本の写真を撮り発表に使いました。
授業を通して、美術品を発表する際にどの様に発表したら聴いている人に伝わるのか、考えることができました。(文化史学科2年 Aさん)



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