文化史学会・文化史学科共催講演会 開催報告

文化史学科研究室です。


文化史学科では毎年秋に学外の先生をお招きし、講演会を開催しています。

この講演会は文化史学会と文化史学科の共催で開催されています。学会の講演会係さんを中心に学生が自ら企画、準備をおこないます。

今年の講演会のテーマは「メソポタミア」。中部大学人間力創成教育院教授の西山伸一氏をお招きいたしまして、「メソポタミア文明をイラクで掘る:クルディスタンの考古学と文化遺産保護」と題し、ご講演いただきました。

ご講演中の西山先生


講演会を企画した学会生より報告が届いていますのでご紹介いたします。

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2023年12月1日(金)、中部大学人間力創成教育院教授の西山伸一先生をお招きして、文化史学会・文化史学科共催講演会を開催しました。また、今年度は初の取り組みとして講演後にシンポジウムを行いました。文化史学科3年の安間さんと髙波さんにパネリストとしてご参加いただき、桃井先生進行のもと西山先生にご来場の皆様から出た様々な質問にお答えいただきました。

「メソポタミア文明をイラクで掘る:クルディスタンの考古学と文化遺産保護」というテーマで行われた今回の講演では、世界最古といわれているメソポタミア文明の解説と、考古学調査がどのように行われているのか、イラクの文化遺産や文化財保護の課題についてお話いただきました。メソポタミア文明の歴史から、西山先生が実際に参加された現地での発掘調査のお話、また、文化遺産保護の在り方について理解を深めることができました。

シンポジウムでは、当時の文字の扱い方や発掘調査での貴重なお話を詳しく聴くことが出来ました。

シンポジウムの様子

文化財保護がただ文化の発見だけという訳ではなく、様々な地域の成り立ちや昔の暮らしの文化が深く関係していることを知りました。また、実際の発掘調査のお話をお伺いすることで、クルディスタンだけでなく、今まであまり知らなかったヤシン・テぺや墓棺に関する知識も深めることができ、大変貴重な講演会となりました。

講演会後の茶話会では、西山先生の発掘調査の動画を見せていただき、講演会の内容と共に様々なお話をお伺いすることができました。


【茶話会】発掘調査の様子を動画で見せていただきました


学生が作成したポスター









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