文化史学会・文化史学科共催講演会が開催されました!

文化史学科研究室です。
学会生が作成したポスター

文化史学科では毎年秋に学外の先生をお招きし、講演会を開催しています。

この講演会は文化史学科と文化史学会の共催で、学会の講演会係さんを中心に学生が自ら企画、準備をおこなっています。

今年の講演会のテーマは「アイヌ」。

どのような講演会だったのか、文化史学会生より報告が届いていますのでご紹介いたします!


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2022年11月14日(月)、国立アイヌ民族博物館館長の佐々木史郎先生をお招きして、文化史学会・文化史学科共催講演会が開催されました。

「民族共生象徴空間におけるアイヌ文化の復興と新たな創造」というテーマで行われた今回の講演では、アイヌ民族やアイヌ文化、アイヌ民族史についての解説に始まり、国立として存在する民族共生象徴空間(ウポポイ)と国立アイヌ民族博物館が担う役割や、なぜ今先住民族政策が必要なのかについてお話いただきました。

アイヌ民族と周辺地域との関わりや比較についてのお話、また、博物館の展示品を通して古くから北海道周辺に存在するアイヌ民族の歴史や文化、死生観について理解を深めることができました。

ウポポイが「先住民族の尊厳を尊重し差別のない多様で豊かな文化を持つ活力ある社会を築いていくための象徴」という意義を有することからも、多様性を促進する現代において大変貴重な講演会となりました。次代を担う私たち一人一人がこの講演会を通してダイバーシティの心を育むことができたのではないかと感じています。

講演会後の茶話会では、ご講演いただいた内容についてさらに深めることができました。

ご講演中の佐々木先生

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当日は学生さんを中心に100名近い方が講演会にご参加くださいました。

ご参加くださいました皆様、ありがとうございました。




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