文化史学科 学科章コンテスト開催!! Part 1
文化史学科研究室です。
皆さんは「紋章」と聞くと、どんな形の、どんなものを想像されますか?
- 国や地域を示すもの
- 個人を特定するための印
- スポーツクラブやチームの印
- 校章
などなど。
そんな「紋章」について西洋文化史特殊講義Ⅲa(大井知範先生)の授業で取り上げられました。
そして、授業の特別企画として「文化史学科 学科章コンテスト」が開催されました!!
応募作品は全部で18点。
受講者34名による投票の結果、入選5作品が決まったそうです!!
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大井先生よりコメントもいただいていますのでご紹介いたします。
西洋文化史特殊講義IIIaでは現在ハプスブルク帝国の歴史を勉強しています。授業ではこの帝国が長年使っていた紋章(「双頭の鷲」)の由来や意味について紹介しました。紋章は昔も今も国や家ごとに数多く考案されてきました。いろいろ調べてみると、国の特徴を表したユニークな国章が多いことに気づきます。
ところで日本にも国章に準じた紋章があるのをご存知ですか?パスポートの表紙をご覧になってみてください。清泉女子大学にも素敵な校章がありますね。国や大学にあるなら学科にも!というわけで、もし「文化史学科章」を作るとしたどのようなデザインが考えられるか、授業内で公募をしてみました。1週間後、17名の学生から考え抜かれた力作の応募があり、文化史学科を熟知した34名の受講生が厳正な投票で優秀作品を選びました。
このコンテストを通じて、世に存在する紋章にはそれぞれ深い意味が込められていることを楽しく学べたのではないでしょうか。次は「文化史学科ゼミ章」コンテストでお会いしましょう!
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早速、作品を見ていきましょう。まずは、第1位と第2位です!
作品のポイント!
- 文化史の特徴である「歴史学を中心に美術史、思想史、宗教史の視点からも歴史を学ぶ」という部分から 美術史→絵筆 宗教史→十字架 思想史→葦 でそれぞれを表現。
- 思想史が葦なのは「人間は考える葦である」という言葉から。
- 文化史(Cultural history)のcとhを組み合わせた。
- 輪郭は清泉女子大学の校章と同じ形にすることや大学の校章のユリの花の茎と葦の茎の形を似せることで清泉女子大学所属ということを強調。
作品のポイント!
文化史学科のコンセプトに当てはめたもの
- 天秤…先入観や偏見にとらわれず、広い視野で批判的・自律的に考えることができる
- 宗教学…十字架、ゆり(清泉のS)
- 美術史…ふで
- 哲学・思想学…天秤の左の羽、右側は平和
⇒ 第3位と第4位はPart2でご紹介いたします!
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