気になる!文化史学科の学生さんってどんなことに興味を持っているの? ②人びと・人物 リンクを取得 Facebook Twitter Pinterest メール 他のアプリ 投稿者: seisen-bunkashi - 6月 30, 2022 文化史学科研究室です。文化史学科の学生さんが興味を持っている分野についてご紹介いたします!今回は「人びと・人物編」です。文化史学科2年生 Oさん アイヌ民族 ★このテーマを選んだ理由きっかけは「ゴールデンカムイ」という漫画から。アイヌ民族の考え方や習慣などが興味深く、是非紹介したいと思ったから。★この発表原稿を作る際に工夫した点・苦労した点ゴールデンカムイがきっかけでアイヌに興味を持った人は多くいると思ったので漫画に登場するキャラクターを載せて読みやすくした点。★「アイヌ民族」以外に発表してみたいテーマはなんですか?様々な時代の武士の服装について。時代によって武士は服装が変わっていき、ビジュアル的にも歴史らしいテーマだと思うから。 Point ゴールデンカムイとは? ゴールデンカムイはざっくり言うとアイヌ民族が残した金塊を巡って様々なキャラクターが争う漫画なのですが、その中でアイヌ民族の文化や北方の少数民族の文化が描かれており、民族に関する造詣が深まる作品だと認識してます。 文化史学科2年生 Bさん 昭憲皇太后の生涯・活躍について ★このテーマを選んだ理由 元々母と天皇家関連について話すことが多かったことや、テーマ決めに悩んでいた際に、母が昭憲皇太后に興味を持っていたこともあり、昭憲皇太后に関するテーマで書いたらどうかと薦められたことがきっかけです。昭憲皇太后について調べていくうちに、女子教育や福祉などの現代に繋がるようなものを創り、明治天皇と共に国民に慕われた女性だったことを知り、彼女に対して尊敬の念を抱きました。★この発表原稿を作る際に工夫した点・苦労した点 写真の位置や、読者の皆さんに分かりやすい内容で書くように努力しましたが、文字のフォントの関係で内容が少し分かりにくくなってしまったかもしれません。 ★「昭憲皇太后」以外に発表してみたいテーマは何ですか? 日本文化について(茶道、雛祭りの歴史、古田織部など) POINT 明治天皇の人物像 昭憲皇太后や女官たちなどの周囲の人に自分が考えたあだ名をつけて呼ぶというおちゃめな一面がある。例えば、昭憲皇太后の場合は、鼻が高かったことにより「天狗さん」と呼んでいた。 明治天皇は聡明で記憶力が良かったと言われており、その実力は「陛下の御前ではごまかしが利かない」と大臣がしどろもどろになるくらい優れていた。 「国民に寄り添い、共に生きる」という愛民精神から質素倹約を心掛けていた。また自分を厳しく律することによって、「天皇」としての威厳を保つという考えもあった。 明治天皇は国書、漢書、洋書、それぞれの学会のトップを招き、勉強会(講義)を行なった。天皇自身も学問に熱心だったこともあり、講義を欠席することはほとんど無かった。 明治天皇は「金華山号(きんかざんごう)」という馬を飼っていた。金華山号は非常に冷静で賢い馬で、大演習の時に多くの馬が大砲の轟音に驚いて暴れまわっていたのに対して動揺することもなく、落ち着いていたという。また天皇は乗馬が趣味でもあり、馬が好きだったことでも有名である。 明治維新の成立と同時に、幕府の後ろ盾を得ていた能楽は存続の危機に陥っていたが、岩倉具視による能楽の継承活動とともに明治天皇や他の皇族、公家からの支持が厚かった為、能楽が衰退することなく日本の伝統文化の1つとして現代まで継承された。 明治天皇は、頻繁に臣下の者たちと共に、明け方まで日本酒やワインなどの酒を飲んでいたぐらい酒好という国や国民を大切にし、人一倍気にかけていた天皇からは想像できないくらい意外な一面を持っていた。 第3弾は「宗教学編」です。こちらもお楽しみに! リンクを取得 Facebook Twitter Pinterest メール 他のアプリ コメント
文化史学特別演習ーイタリア研修旅行ー 参加学生によるポスター発表! 投稿者: seisen-bunkashi - 7月 26, 2023 文化史学科研究室です。 7月22日(土)、文化史学特別演習―イタリア研修旅行―の事前学習会が開催されました。 今回の事前学習会は参加学生によるポスター発表!(前回はミニシンポジウムでした) ローマとミラノで見学したい場所や、興味をもったテーマについて調べ、ポスター発表をおこないました。 学生さんたちが興味を持ったテーマは多岐に渡っていました。 コロッセオ、カラカラ浴場、オクタウィア回廊などの遺跡 サン・ピエトロ大聖堂、ドゥオーモ(ミラノ大聖堂)、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会などの教会建築やキリスト教文化 レオナルド=ダ=ヴィンチ、キケロ、ベルニーニ、剣闘士など歴史上の人物 古代ローマの人々の信仰や古今の食文化、政治体制の変遷など 文化史学科ならではのテーマの選択だったのではないでしょうか。 事前にイタリアのことをしっかり学び、現地で本物に触れる。 ぜひ、自分の目で心でイタリアを感じてきてほしいと思います。 発表の最後にはどの発表・ポスターが良かったか、投票がおこなわれました。 グループぞれぞれの優秀ポスターが選ばれ、3人の学生さんに記念品が贈られました! 優秀ポスターに選ばれた3人 *当日の様子です* 発表ポスターの縮小版! 発表者の説明に耳を傾ける参加者たち ポスター発表とは 1)自分が調査したことを大きなサイズ(A1〜A0など)のポスターにまとめる 2)自分のポスターの横に立ち、ポスターを見に来た人に内容について説明する という発表形式です。学会などでしばしば行われます。 ポスターを見て回っている人は、内容についてその場で質問したりコメントすることができるので、対話的に発表を行うことができます。 大学生になると演習(ゼミ)の授業で発表する機会が多々あります。 けれど今回のようなポスター発表は演習ではなかなか行われないので、どの学生さんにとっても初めての経験だったのではないでしょうか。 続きを読む
文化史学科を卒業した先輩に聞きました!「文化史学科の魅力」① 投稿者: seisen-bunkashi - 7月 22, 2023 文化史学科研究室です。 文化史学科を卒業した先輩に 「現在のお仕事」 と、 「卒業したからこそわかる!文化史学科の魅力」 をインタビューしました。 SEになった理由 世の中の需要的にSEがたくさん必要になってくると思ったのと、手に職をつけたかったから! SE3社から内定をもらったけれど、教育関連の仕事に携わりたかったため、今の企業を選びました。 働いていて、大学の学びが役に立った瞬間はありますか? 歴史/国際問題/建築など、幅広く学んだので、どんな世代の人と会っても、とりあえず雑談のネタに困らない! 上司やお客様との会話やニュースを理解できる! 学会での経験がイベント幹事に活かされた。 副専攻で取ったMOSが資料作成や業務の効率化に活かされている。 司書資格の学習が散財した社内資料の整理や図書館システム導入に役立った。 どんな時に文化史学科で学んだことを思い出しますか? 博物館、美術館に行ったとき! 作品解説に書いてなくても勉強したから分かる! 旅行や町中を歩いているとき! ゼミ発表や本の中で見た、聞いたことがある人名や地名がでてくる! イギリスとシャーロックホームズはすぐ見つけられます!! 今も印象に残っている授業はなんですか? 文化史学序説 文化史の学びとして最高!!先生たちの熱量に衝撃を受けました! 「大人でも好きなことをこんなにやっていいんだ」と思いました。 文化史学科での学びの基礎を学べるため、自分が何が好きなのか、授業を通して分かった。世界が広がりました! 西洋史ゼミ 自分の研究以外にゼミ生の他のテーマ(植物、拷問器具、人物、人相学など)も面白く、調べたくなりました。 先生も面白く、雑談、観察スキルは先生に教えてもらった感じです。 発表は苦手だったけど、レジュメ作成を通して要点をまとめる力がついた! 文化史学科に入学する前と卒業した後で、なにか自分の中で培われたものがありますか? 雑学が増えた! 同じ話題で盛り上がれる一生の友達ができた。 物事を注意深く観察、調べる力が培われた。 「知りたい」「調べたい」欲求が高まると、一人旅をしたくなり、毎年一人旅をするようになった!今はベルギー(教会や建築が見たい)とイタリア、屋久島、鳥取にも行きたい。 文化史学科の好きなところはどんなところですか? 先生と 続きを読む
文化史学科の学び紹介Vol.11:発展講義2 投稿者: seisen-bunkashi - 2月 21, 2024 文化史学科研究室です。 2023年度の文化史ブログでは「文化史学科の学び」を紹介していく新シリーズをがスタートいたしました。 第11回目は今年度からスタートした新しい科目「発展講義2」についてご紹介いたします。この科目は文化史学科の専任教員全員が担当するオムニバスの授業です。 授業の最後に学生さんによるポスター発表もおこなわれました。 そちらの様子もご紹介いたします! 発展講義2 担当教員 文化史学科の専任教員 授業内容: 文化史学の「ファクト」と「フィクション」:ポップカルチャーから歴史と文化のつながりを考える 創作と歴史の関係を学術的見地から分析・考察することをテーマとしています。各回ごとに様々な歴史上の出来事や人物に題材をとった「フィクション」をとりあげ、学術的な研究により導き出される「ファクト」との接点や相違点、またフィクションの形成過程やその背景、後世への影響等を史料をもとに解説します。 基本的にはオムニバス形式で、文化史学科の専任教員がそれぞれ一回分の講義を担当します。 履修可能な学年 3年生、4年生 坂田先生からのコメント 今回、ブログで紹介されているポスター発表は、講義の第12回、第13回に行われたものです。第11回までは、各教員が自らの専門や興味関心をもとにして、様々なフィクションを題材とした講義を行ってきました。そしてポスター発表回では、講義を聞いている学生さんたちに、自分たちが普段接している小説や映画、アニメーションや漫画、ゲームなどから好きな題材を選び、これまで講義内で紹介してきたアプローチを参考にして、「ファクト」を探ってもらったのです。 ポスター発表という形式は、準備の手順が通常のプレゼンテーションとは少々異なり、当日は自分の発表を複数回行う形になるので、それなりにハードではあります。とはいえ、発表を通して自分の研究テーマや内容を吟味し改訂することができますし、発表者と聴衆が双方向のコミュニケーションをはかることができる有意義な形式です。 この講義を通して、自分の「好き」を共有しつつ、同時にそれをどのように学術的にアプローチするかということを、皆で探求できたのではないでしょうか。 ポスター発表! 1月18日と25日の授業では学生さんによるポスター発表がおこなわれました。 ポスター発表の様子 学生さんが選んだテーマは、 『ポカ 続きを読む
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