文化史学特別演習 ポルトガル・スペイン研修旅行

文化史学科研究室です。
毎年、夏期休暇中に開催される文化史学特別演習(海外研修旅行)に参加した学生から研修旅行の報告が届きました。
今年はポルトガルとスペインを旅しました。

大学院生、文化史学科の1年生から4年生、そして他学科の学生も参加した今回の研修旅行、どのような旅だったのでしょうか。
写真もたくさん届いています。
旅の様子が少しでも皆さんに伝わればと思います。

(写真はクリックすると拡大して見ることが出来ます)

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こんにちは。清泉女子大学文化史学科の1年生です。
文化史学科では、8月27日(日)から9月8日(金)まで「文化史学特別演習」として、35名の学生が2名の先生の引率で、ポルトガル・スペインへ研修旅行に行ってきました。
今回は出発直前にバルセロナ市内でのテロもあり、不安な部分もありましたが、無事に帰ってくることができました。

一日目の長い移動の後、二日目はリスボンでエンリケ航海王子の偉業を記念した「発見のモニュメント」、ベレンの塔を見ました。その後、シントラ王宮とヨーロッパ最西端のロカ岬を訪れました。



三日目は、リスボンでジェロニモス修道院を訪れ、コインブラでは旧大学とジョアニア図書館を見学しました。

ジェロニモス修道院             コインブラ旧大学

四日目はサンティアゴ・デ・コンポステラで巡礼の道をたどり、大聖堂を見学しました。われわれが訪れた際にも、多くの巡礼者がいました。


 
五日目は、アストルガでガウディ建築の「司教館」を見学した後、ステンドグラスが壮大なレオンの大聖堂を見学しました。

アストルガの「司教館」                                  レオン大聖堂

六日目は、石器時代の壁画芸術が残るアルタミラの博物館を訪れた後、イエズス会の創始者イグナチオの生家「ロヨラ城」を見学しました。

アルタミラ博物館 (上)
ロヨラ城 (下)

七日目はバスク地方古都ビトリアでサンタマリア大聖堂やスペイン広場を見学した後、パンプローナで大聖堂、市庁舎広場を訪問。その後、フランシスコ・ザビエルゆかりのハビエル城を見学しました。




八日目は、ビルバオで世界最古の運搬橋であるビスカヤ橋を見た後、現代美術のグッゲンハイム美術館を見学し、ブルゴスへと移動して大聖堂を見学しました。その後訪れたドミニコ会の生家では、現地の神父様と我らが米田神父の歌を聞きました。また聖なる水もいただきました。
 



九日目は、カエルがシンボルのサラマンカ大学を見学しました。古都アビラではサンタ・テレサ修道院を訪れました。

サラマンカ大学             サンタ・テレサ修道院

十日目は、マドリッドでプラド美術館を見学した後、トレドの町を訪れました。トレドではエル・グレコの代表作「オルガス伯爵の埋葬」を見ました。


十一日目以降は、バルセロナへ移動し、グエル公園やカサ・ミラ、サグラダファミリアなど、いくつものガウディ建築を見ました。カタルーニャ独特の文化も学びました。



今回の旅は、巡礼の道に沿って、観光旅行では行かないような多くの地方都市を巡り、大聖堂や教会を訪れ、見聞を広めました。宗教・思想の旅ということでしたが、イエズス会やドミニコ会、カトリックへの理解が深まったのではないかと思います。

10月28日(土)~29日(日)に行われる清泉祭で、今回のポルトガル・スペイン研修旅行の展示発表をします。ぜひご覧ください。




おまけ * ポルトガル・スペインでの食事

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