文化史学科の学び紹介 Vol.5:西洋史概説a
文化史学科研究室です。
2023年度の文化史ブログでは「文化史学科の学び」を紹介していく新シリーズをがスタートいたしました。
第5回目は「西洋史概説a」についてご紹介いたします!
西洋史概説a
担当教員
桃井治郎先生
ガレー船について熱く語る桃井先生 |
海賊の世界史(古代)
海賊は、時代の特徴を映し出す鏡のような存在です。時には人類共通の敵として排斥され、時には英雄としてあがめられてきました。
本講義では、海賊の存在を縦糸としながら、古代地中海世界の歴史をたどっていきます。
この時代に、どのような海賊が現れ、どのような存在と見られていたのか。海賊を通して各時代の特徴を探り、西洋古代史を海賊という視点で再読します。
授業内容
- トロイア戦争
- ホメロス『イリアス』
- ギリシア神話の世界
- ヘロドトス『歴史』
- 古代ギリシアの社会
- アレクサンドロス大王とヘレニズム時代
- カルタゴとローマ
- ハンニバルの遠征
- キリキア海賊とポンペイウス
- 共和政から帝政へ
- パクス・ロマーナの時代
- ヴァンダル王国と古代の終焉
読むことをおススメする本 桃井先生のご著書(中国語、韓国語でも翻訳されています!) |
桃井先生からのコメント
西洋史概説aでは古代の地中海世界の歴史と世界観を把握することを目指しています。
また、歴史や地域により価値観は多様であることを学ぶとともに、そうした価値観の背景にある社会的状況について考えます。
加えて、従来の西洋史とは異なる視点から歴史を再読することで、歴史研究の多様なアプローチを習得してほしいと思っています。
履修可能な学年
1年生・2年生
授業を履修している学生さんからのコメント
おすすめポイントは、海賊を通して西洋史の各時代の特徴を知ることが出来るところで、古代の地中海世界の歴史を勉強することが出来ます。
1番印象に残っていることは、ヘクトルとパリスという兄弟の弟のパリスが国同士の関係を考えず敵国の王妃を奪ってしまった時、兄のヘクトルが弟をあまり責めることなく、敵国の英雄に1人で立ち向かっていったところです。
(文化史学科1年 Hさん)もともと西洋史が好きな人も、少し苦手意識がある人も、置いてかれることなく楽しく学べるオススメの授業です!
詳しく丁寧に色々な話を交えながら解説していただけるので、飽きることもありません!!
(文化史学科1年 Mさん)
この授業では海賊に焦点を当て、古代地中海周辺の歴史を学ぶことが出来ます。高校の学習より深く学ぶことができ、とても楽しいです!
(文化史学科1年 Mさん)
コメント
コメントを投稿