文化史学科の学び紹介Vol.8:文化史学基礎演習b(第1期)

 文化史学科研究室です。


2023年度の文化史ブログでは「文化史学科の学び」を紹介していく新シリーズをがスタートいたしました。

第8回目は1年生の必修科目「文化史学基礎演習b」についてご紹介いたします!

「文化史学基礎演習」は6名の先生方が担当されています。

文化史学の研究には、歴史学を中心として美術史学・思想史学・宗教史学の4分野の研究方法や基礎知識を学ぶ必要があります。「文化史学基礎演習」は「文化史学序説」とともに、文化史学科の学生がそれらの分野に触れる最初の機会です。

「文化史学基礎演習」は、演習形式でそれぞれの分野のテーマに即して研究発表や討議を行い、レポートを書くことを通じて、文化史研究の「感触」をつかんでもらうことが主な目的です。1年次生にとっては初めての演習になりますが、単に受動的に授業を聞くのではなく、積極的に「参加する」ことが求められます。


文化史学基礎演習b

担当教員

  中野渡俊治先生
レポート課題について説明する中野渡先生

授業内容:

日本史学関係の博物館・美術館または史跡に行き、その博物館などの特徴・任意の展示品について調査したことを発表してもらいます。

また、日本史関係の用語調べ方法の説明もおこないます。


大森 海苔のふるさと館について発表中の学生さん


鞄に関するクイズを出題中の学生さん


履修可能な学年

 1年生


中野渡先生からのコメント

報告者のみなさんが、どこを選んで発表するか、私も毎週楽しみにしながら聞いています。

文化史学科では、教室での授業だけではなく、実物を見る、実際に現地を訪れる、ということを重視しています。

その際、ただ見に行くだけではなく、その作品や場所について自分で調べてみると、理解が深まりますし、視点も増えていきます。


授業を履修している学生さんからのコメント

中野渡先生の授業を通して発表場所を実際に訪れることの楽しさに気付くことができました。私は普段日本史について勉強しているわけではありません。しかし、今回の授業で日本史関連の施設を訪れ、歴史や地域の文化を学んだことで、今まで知らなかったことに対する興味が湧きました。
これまで自分で関心がないと思い込んでいた物事にも、一度目を向けて、触れてみれば、素直に面白いと感じることができたため、今後も基礎演習を含む、多様な授業を受けてみたいと思いました。(文化史学科1年 Iさん)


今回のテーマは日本史関係の博物館や美術館へ行き、発表するというものでした。その中で私が選んだ場所は、「世界のカバン博物館」です。私は、カバンはその時代の文化や流行を表すための最高のツールだと考えているので、この博物館を選びました。
発表を通して、日本文化は交通網の発達に伴って欧米化が進み、カバンの用途やデザインが多種多様になり、多くの人の手に届くようになったとわかりました。
また、他の人の発表のなかで、日本の技術力の高さや歴史の中で尽力した偉人を知ることができ、今回の授業でより日本の歴史に興味が湧きました。
(文化史学科1年生 Aさん)



コメント

このブログの人気の投稿

文化史学特別演習ーイタリア研修旅行ー 参加学生によるポスター発表!

文化史学科を卒業した先輩に聞きました!「文化史学科の魅力」①

文化史学科の学び紹介Vol.11:発展講義2