新春!聖書早開き大会

 文化史学科研究室です。


1月24日(月)、聖書学特殊講義b(担当:坂田奈々絵先生)の授業で、「新春!聖書早開き大会」が開催されました。

坂田先生作 ポスター


腕に(指に?)自信あり!な学生さん7名が参加し、聖書と真剣に向き合っていました。


「新春!聖書早開き大会」はその名の通り、問題を読み、指定された聖書の箇所を開くというもの。


「使徒言行録の最初のページ」という比較的簡単な問題から「ステファノの殉教」という難題まで全部で10問。後半はかなりの難易度だったのではないでしょうか。

特に9問目「ステファノの殉教」は時間内に聖書の箇所を開けなかった学生さんが続出!

皆さん、かなり苦戦したようです。

大会の説明をする坂田先生


賞品を選ぶ学生さん
また、大会に参加しなかった学生さんたちにもそれぞれ仕事が割り当てられました。

タイムキーパー、正解の確認、順位を黒板に書く、札が上がった順番をチェックするなどなど、教室にいた全員が楽しく参加していました。

今回は学生さんのみの参加となりましたが、教職員も含めたらもっと盛り上がるイベントになるのでは…と密かに思ってしまいました。

ちなみに、「大会」なので素敵な賞品も用意されていました!

文化史学科の先生方から提供されたスペシャルな品物ばかりでした。


「新春!聖書早開き大会」を企画された坂田先生よりコメントをいただきました!

聖書は旧約39書、旧約続編15書、新約27書からなり、2000頁以上のとても分厚い本です。

最近は電子版もあってすぐに必要箇所を確認することができますが、やはり実際にめくって紙面を見ることで、その文脈や前後のエピソード等も把握してほしいもの。そしてできれば指に聖書の厚さを覚えてもらいたいなと思い、企画いたしました。

今回の大会は全部で10題の「問題」を作り、一番早く指定の聖書箇所を開いた回数の多い人が勝ち、という形式にしました。

正解のページ
問題内容については複数パターンを作りました。最初の三題は聖書の特定の文書の最初のページを開くもの、次の四題は特定の章節番号まで含めるもの、そして最後の三題は新共同訳の見出しとエピソードの概要を提示して、該当箇所を開くものです。最後のパターンはあまり難しく作ってしまうと全く出来ない人が出てしまうかなと思い、有名な記述に絞りました。そのためか、すぐに開けた方も意外と多かったです。一方、簡単かなと思った問題に苦戦する人が続出するケースもあり、こちらとしても普段は確認しづらい学生さんたちの聖書全体の把握度合いを確認出来た気がします。

また、指定箇所を開けた人は番号札を挙げる形式にしたので、それを観測し、確認するスタッフも必要でした。

事前にあれこれ悩んだりしましたが、意外と盛り上がったうえに、とてもスムーズに進行することもできて、参加者にもスタッフを務めてくれた皆さんにも感謝しています。

今後も定期的に開催して、文化史学科の学生さんだけでなく、いろいろな方に聖書に親しんでもらいたいなと思います。

***

このイベントに参加した学生さんから感想も届いていますので、ご紹介いたします!

今回初めてこの「聖書早開き大会」に参加させていただきました。聖書を読んだのが大学に入ってからなので慣れていませんでしたが楽しそうだったので参加してみました。始めてみると慣れていないので速く引くことができず戸惑いましたが、どうしても欲しい景品もあったので頑張ってついて行きました。思いのほか聖書の目次を把握していないことにショックを受けつつ最終的に欲しい景品も得ることができました。次はきちんと聖書の目次を覚えてまた参加したいです。

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該当ページを開けた学生さん!


文化史学科では聖書学の授業に限らず、聖書を参照する機会は多いと思います。

西洋美術史や西洋史の学びの中でも聖書の内容に関連するものはたくさんあります。

この素敵なイベントをきっかけに多くの学生さんが聖書に親しんでいただければ嬉しいです。





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