中野渡俊治先生 「おすすめ!学内スポット」紹介
文化史学科研究室です。
夏休み、いかがお過ごしでしょうか?
「文化史学科の先生方おすすめ!学内スポット」シリーズ。
第4回目の8月は日本史がご専門の中野渡俊治先生です。
専門分野:日本古代史
古代の天皇制について、譲位した天皇である太上天皇の存在を軸として研究を進めている。
前天皇としての太上天皇と天皇との関係、また天皇を支える貴族たちとの関係から、奈良時代から平安時代にかけての、天皇位の正当性の問題や、貴族たちとの関係の解明を目指している。
中野渡先生のおすすめスポット
「奥庭」
本館だけでなく、その先に拡がる奥庭もおすすめです。
天気が良い日は芝生の一画でお昼ご飯を食べたり、くつろいだりできます。
そして芝生のまわりの茂みには、
明治天皇がこの地に行幸したことを示す案内板などがあり、
江戸時代の仙台藩下屋敷であったときから明治時代を経ての、
歴史の記憶が込められている空間となっています。
「明治天皇ご休息所跡」を示す案内板 この場所に設けられたあずまやで、満開のつつじを鑑賞したとあります。 |
中野渡先生へのインタビュー
●先生でしたら、この奥庭でどんなお昼ご飯を食べてみたいですか?
仙台か鹿児島名物が入ったお弁当でくつろいでみたいですね。
●もし、ほかの時代を見ることができるとしたら、江戸、明治、大正、昭和、未来のどの時代の本館・奥庭を見てみたいですか?
全部、というのが本音です。あえて、というならば、島津邸の時との違いを確かめたいので、江戸時代の仙台藩下屋敷の時代になりましょうか。
●清泉以外では、明治天皇はどのような場所に行幸していますか?
明治天皇は、明治五年(1872)から十八年(1885)にかけて全国各地を廻った「六大巡幸」をはじめとして、北は北海道から南は鹿児島まで日本国内をほぼ訪れています。
東京周辺では、王子や飛鳥山、蒲田の梅屋敷に紅葉や梅林を見に出かけています。
また島津家のほかにも、黒田家、鍋島家や前田家、池田山にあった岡山の池田家などの旧大名家や、徳川宗家の邸宅にも行幸をしています。
コメント
コメントを投稿