博物館資料論の授業に出席しました

こんにちは、文化史学科研究室です。



9月5日(水)から7日(金)まで博物館資料論という授業の集中講義がおこなわれました。

集中講義2日目の9月6日(木)、授業を受講している3年生たちが山本先生(日本美術史)と一緒に上野の東京国立博物館の西門に集合し、資料館で実地見学をおこないました。

東京国立博物館資料館へと向かう山本先生と学生たち


まず学生たちはコインロッカーに荷物を預け、特別閲覧室で資料館の案内書を手に山本先生のお話を伺いました。


東京国立博物館資料館は美術史や歴史、考古学などを中心に、文化財に関する図書や写真資料を収集、整理、保管し、閲覧、検索、複写サービス、レファレンス・サービス等を提供する施設です。(『東京国立博物館資料館案内2012』より)

元々は博物館が収集してきた資料を研究者に公開するために資料館ができたそうです。その後、一般の人にも開放されるようになりました。また、一部の資料は歴史資料として、資料館ではなく博物館の方に展示されるようになりました。このことによって研究者は資料を手に取って見ることができなくなってしまったそうです。(特別な手続きをおこなえば閲覧は可能とのこと)
特別閲覧室で山本先生の話を伺いました





山本先生からの説明が終わり、次は実際に資料館の中を見学しました。
写真カード、カタログ、図録などのコーナーで資料を手に取り、閲覧しました。また、パソコンを使用して様々な写真画像も検索してみました。
資料館見学中の様子


特に、写真カードのコーナーでは膨大な写真資料のキャビネットを開け、様々な写真に見入っていました。この写真カード、写真に写っている資料を分類することによって、博物館の所蔵作品を分類することができるそうです。そして、この分類、かつて山本先生が博物館にお勤めだった時におこなっていた仕事だったそうです。

写真カードコーナーで熱心にカードを見る学生たち
山本先生が34年前に書かれた文字が残っていました

資料館での見学後、学生たちは博物館の展示室へと移動していきました。

学内での授業と資料館での見学を踏まえた課題が学生たちには課されています。
どんなレポートが提出されるのか、楽しみです。

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