大学では夏休み中にも授業があるんです! 夏期集中講義の様子 「西洋思想史」


 文化史学科研究室です。

2ヶ月という長い夏休みが終わり、キャンパス内に学生さんたちの姿が戻ってきました。

さて、夏休み中、学生さんたちはどのようにすごしていたのでしょうか?

実は、夏休み中に集中的に授業を受けていた学生さんたちがいるんですよ!

普段は週に1回105分の授業があるのですが、夏休みにおこなわれる集中講義は一週間前後、集中して授業が行われます。朝から晩まで、どっぷりその授業の世界に浸る!という時間を過ごすことができます。

それが大変と思うのか、楽しいと思うのかは学生さんそれぞれなのですが・・・


今日はそんな学生さんたちから、「集中講義ってこんな感じです!」と報告が届いていますのでご紹介いたします。


文化史学科3年生 Kさん

「西洋思想史特殊講義Ⅱa」鈴木崇夫先生

興味はあるけれど他の授業との兼ね合いから今まで関わることができなかった西洋思想史の講義を、夏休みに学習することができるならと思い、夏の集中講義を受けてみました。

集中講義は1日中同じ先生の同じ講義を受け続けるので、疲れたな、大変だなと思うこともあります。しかし、1日中同じ先生の同じ講義だからこそ時間にとらわれずきりの良いところで休憩をとったり、来週に引き継ぐことなく今聞きたいことをその場で聞くことができます。

西洋思想史特殊講義Ⅱaでは、4日間の集中講義を通して「キリスト教ヒューマニズム」について学びました。この講義では、1日の講義が終わった後に毎回リアクションペーパーを提出します。内容は、①なるほど、納得できたと思うところとその理由、②理解はできたけれど納得ができないところとその理由、③理解ができない、よくわからないところの3つです。そして次の日の講義で、私たち一人一人の疑問や意見に対して解説や回答を行います。思っていることはあるのに文章に表すのが難しい、そんな文字にできない考えや気持ちもここで直接伝えることができます。書きっぱなし、出しっぱなしではなくて一人一人の問題を解決してくれるのはすごく丁寧な講義だなと感じました。

詳しい説明を聞くことができる特殊講義の一面と、納得するまで解説してくれたり一緒に考えてくれる演習のような一面を持った丁寧だけど濃い講義は、柔軟な時間の使い方ができる集中講義だからこその特徴なのではないかなと思います。

鈴木先生ご紹介の書籍



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