投稿

5月, 2025の投稿を表示しています

中野渡先生&福留先生と行く 「霞会館記念学習院ミュージアム見学ツアー」

イメージ
 文化史学科研究室です。 青空が広がった5月7日(水)、文化史学科の中野渡俊治先生(日本古代史)と福留真紀先生(日本近世史)と行く「霞会館記念学習院ミュージアム見学ツアー」が開催されました。 今回のツアー、天皇について研究されている中野渡先生の解説付きでリニューアルオープンした霞記念会館学習院ミュージアムを見学したい!という文化史学科研究室助手の希望から企画されました。 中野渡先生、福留先生のゼミ生さんに声を掛けつつ、学内にも参加者募集のポスターを掲示。結果的に、文化史学科の学生さん、日本語日本文学科の学生さん、総合文化学部の学生さん7名が参加してくださいました。 正門に集合した中野渡先生と学生たち 学習院大学   10時に学習院大学正門に集合し、「霞会館記念学習院ミュージアム」を見学しました。 常設展示室では学習院大学の歴史を紹介する大学史年表が壁一面に設置されています。他にも学習院女子初等科のミニチュア制服、乃木号骨格標本、様々な大会のメダルなども展示されていました。 特別展示室では「華族文化 美の玉手箱 芸術と伝統文化のパトロネージ」が開催されており、多くの方が見学にいらしていました。 その後、「学習院目白キャンパスガイド」を片手にキャンパス内を散策しました。 東別館、北別館、南1号館、西1号館、乃木館、榊壇・榊壇碑・国境採集石塊碑、血洗いの池を周り、学食でランチをいただきました。ちょうどお昼時だったこともあり、食堂はたくさんの学生さんたちで賑わっていました。 血洗いの池で中野渡先生の説明を聞く学生たち 東京カテドラル聖マリア大聖堂   お腹も満たされた後、バスに乗り「東京カテドラル聖マリア大聖堂」へと向かいました。 大聖堂ではちょうどオルガンの演奏がおこなわれており、広い空間にオルガンの音色が心地よく響いていました。 実は、2023年にラファエラ・マリアセンター主催で開催された「教会巡り」という行事でも、坂田奈々絵先生(聖書学)の解説のもと、東京カテドラル聖マリア大聖堂を訪れています! 東京カテドラル聖マリア大聖堂 肥後細川庭園   3箇所めの見学は「肥後細川庭園」です。南門から入り、庭園を通って松聲閣へと向かいました。 自然が豊かで都心...

スイーツの文化史:イースターとシムネルケーキ

イメージ
 文化史学科研究室です。 4月20日(日)はイースター「復活祭」でした。 大学1号館入り口にはイースターの装飾が施され、清泉カフェではイースターにちなんだケーキ「シムネルケーキ」が販売されていました。 シムネルケーキ??? 初めて聞く名前に、これは食べてみなくては~!!!と急ぎカフェへ買いに行ってきました。 シムネルケーキ   イギリスではイースターの日に食べられているケーキです。ケーキの上にのった11個のマジボールが特徴的で、ユダを除いたキリスト11名の弟子を意味しています。 「シムネル」という名前は、ラテン語の「シミラ simila」(最高度に精白された小麦粉の意)に由来すると考えられています。 清泉カフェで販売された「シムネルケーキ」 さて、イースター「復活祭」、皆さんはどのような日なのかご存じですか。 文化史学科の坂田奈々絵先生(聖書学)に伺ってみました。 先生! イースターはどのような祝日なのですか? この季節、お菓子屋さんにイースターエッグが並ぶけれど、どうしてエッグなのですか? イースター「復活祭」   イースターは日本語では「復活祭」と呼ばれます。イエス・キリストの復活を記念する、キリスト教にとって最も中心的な祭日です。太陰暦にしたがって、春分(3月21日)直後の満月の次の日曜日に設定されるため、毎年日付が異なっています。このイースターから聖霊降臨(ペンテコステ)の祭日までの50日間は「復活節」と呼ばれ、復活のお祝いの時期になります。 イースターエッグ   キリスト教が広まる以前のヨーロッパにおいて、「たまご」は豊穣や再生の象徴でした。キリスト教徒はそのイメージを取り入れて、イエス・キリストの復活の出来事に卵を重ねたとされています。特に中世では、イースター直前の一週間(聖週間)に卵を食べることが禁じられており、その間に人々は、鶏たちが生んだ卵に色を塗っていたそうです。これが、カラフルなイースターエッグの由来の一つとされています。 1号館ロビーに飾られた イースターエッグ 坂田先生から一言! イースターにまつわる文化や風習は時代や地域によって多様であり、豊かな伝統が数多くあります。英語英文学科(総合文化学科)の笹田裕子先生が翻...