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文化史学特別演習・短期研修3 南ドイツ研修旅行のご報告!

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 文化史学科研究室です。 暑い日々が続いた9月、文化史学特別演習・短期研修3の授業が南ドイツで開催されました。 科目名:文化史学特別演習・発展講義3(文化史・国外) 行 先:南ドイツ ミュンヘン 日 程:2025年9月2日(火)~10日(水) 引率教員:木川弘美先生(西洋美術史)、佐々木守俊先生(日本美術史) 参加学生:34名 9月2日(火)   早朝、学生達は羽田空港に集合、直行便で研修地ミュンヘンへと飛び立ちました。約14時間のフライト。ミュンヘン到着後はホテルへ直行し、翌日からの研修に備え、ゆっくり休みを取りました。 9月3日(水)   この日は丸一日かけて、ルートヴィッヒ2世の足跡をたどる1日ツアーが開催されました。 ホテルを出発後、バスはリンダーホフ城に到着。ビーナスの洞窟や宮殿内を見学しました。 お昼にはホーエンシュヴァンガウに到着し、お昼ご飯にSchweinebratenをいただきました。 お腹が満たされた後、ノイシュヴァンシュタイン城を見学。お天気にも恵まれ、お城を一番美しく見ることができるスポットへと移動しました。青空のもとに建つノイシュヴァンシュタイン城、皆一斉に写真を撮っていました。 左:リンダーホフ城、ランチに食べたSchweinebraten 右:ノイシュヴァンシュタイン城 9月4日(木) 研修3日目は自由行動です。各グループに分かれ、事前に下調べをした場所を訪れました。 公共交通機関を使っての自由行動、ドキドキだったのではないでしょうか。 ニンフェンブルクまで行ったグループをご紹介します! 木川先生おススメの場所ということで、行ってきました。ニンフェンブルクはとても広く、城、馬車博物館を一日かけてじっくり見学しました。 左:ニンフェンブルク城附近の街並み  中央:ニンフェンブルク城  右:馬車博物館 9月5日(金)   第二次世界大戦の歴史を学ぶ日です。ダッハウ強制収容所を訪れました。 戦争の爪痕が残る強制収容所、お天気も雨だったことも影響し、空気が重く感じられました。博物館、ガス室、教会等を見学しました。 ダッハウ強制収容所を後にした一行はミュンヘン市内に戻...

「東京と鹿児島 二つの島津邸をめぐる近現代」に狐塚裕子名誉教授が登壇されます!

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 文化史学科研究室です。 シンポジウムのご案内です。 文化史学科元教授の狐塚裕子先生が登壇されます! 東京と鹿児島 二つの島津邸をめぐる近現代 清泉女子大学人文科学研究所ならびに鹿児島大学法文学部附属「鹿児島の近現代」教育研究センターでは「東京と鹿児島 二つの島津邸をめぐる近現代」と題し共同シンポジウムを開催いたします。 島津本家があった清泉女子大学の地と鹿児島の本邸のあった鹿児島市磯―ふたつの島津邸を通して、島津家の歴史や島津家に関わった人々、島津家の行った事業などについて考えるとともに、多くの鹿児島出身者が活躍の舞台とした東京と鹿児島の繋がりについて考え、将来を展望します。 どなたでもご参加できますので、ふるってお申し込みください。入場無料です。 日時:令和7年11月8日(土)13:30~17:30 会場:東京会場「清泉女子大学 1号館4階140教室」(定員200名)    鹿児島会場「尚古集成館 講堂」(定員25名)    オンラインZOOMウェビナー 講演: 「近世・近代鹿児島の島津邸」 小林善仁氏(鹿児島大学法文学部准教授) 「袖ヶ崎屋敷の変遷ー仙台伊達藩から鹿児島島津家へー」 狐塚裕子氏(清泉女子大学名誉教授) 「近代建築史の中の旧島津家本邸」 石田潤一郎氏(武庫川女子大学教授、京都工芸繊維大学名誉教授) 「大名華族島津家の家政と二つの邸宅ー袖ヶ崎島津邸と磯島津邸を中心にー」 寺尾美保氏(立教大学特任准教授) 討論:「東京都鹿児島が交流しながら、島津家および島津邸の歴史をいかに伝え、未来に活用していくか」 入場無料、申し込み必要   東京会場・オンラインZOOMウェビナー申し込み   専用フォームにアクセスし、必要事項を記入の上お申し込みください   申し込みフォーム:   鹿児島会場申し込み   メールもしくはお電話でお申し込みください   メール:kingendaijim@leh.kagoshima-u.ac.jp   TEL:099-285-7532(担当:佐藤、江) 応募締切:2025年11月7日(金)17:00まで(各会場、定員に達し次第応募を締め切らせていただきます)

「歴史ミュージカルの世界」特別補講開催!

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文化史学科研究室です。 夏休み期間中の9月25日(木)に「歴史ミュージカルの世界」特別補講が開催されました。 「歴史ミュージカルの世界」(担当:大井知範先生)は総合文化学部の1~4年生(注・2025年度の総合文化学部は1年生のみ在籍)が履修できる科目です。 普段は文化史学科の学生さんは履修することが出来ない科目ですが、文化史2~4年生の熱いリクエストもあり、 自由参加のイベントとして特別補講が開催され、 文化史学科生と総合文化学部の1年生合わせて 33名が参加する盛大なイベントとなりました。 プログラムは2部構成となっており、前半はミュージカル『エリザベート』 全編の映像観劇、休憩をはさんで後半は学生プレゼン大会、トークセッション&全体討論会が行われました。 これまでも何度か行われていた特別補講でしたが、 学生さんのプレゼンが加わったことでさらに活気あふれるイベントへとパワーアップしました。 『エリザベート』に登場する人物や場面にフォーカスし、史実と比較しながらそれぞれに深い考察を。聞きごたえのあるプレゼンでした。 特別講義を受講して色々知りたいことが沸いてきました。ということで、オーストリア近代史をご専門とされていて、歴史ミュージカルにも造詣が深い大井先生にお話を伺いました。 大井先生にインタビュー! 日本でも皆さんがエリザベートに魅了されており、ミュージカル『エリザベート』のチケットも非常に入手困難となっていますが、史実のエリザベートは本国・オーストリアではどのような評価をされているのでしょうか? ウィーンでは劇中にもあるように、エリザベートに関するグッズが数多く売られていますが、ミュージカルになる前から人気があったのでしょうか?? シシィ人気に最初に火をつけたのは、1955~ 57年の映画プリンセス・シシィ三部作ですので、 ミュージカル以前から現地でもそれなりに人気がありました。 ただ、この映画は可愛らしいお姫様イメージが強すぎて、 リアルなエリザベートからはだいぶ離れていたので、 1992年のミュージカル『エリザベート』 がより実像に使いシシィを描くことになりセンセーションを起こし たと思います(女性解放時代の流れにも乗って)。 ちなみに、このミュージカル『エリザベート』 は当初は劇...