坂田奈々絵先生 「おすすめ!学内スポット」紹介

文化史学科研究室です。 夏季休暇中の大学は学生の姿も少なく、とても静かです。 「文化史学科の先生方 おすすめ!学内スポット」シリーズ。 第5回目の9月は宗教史がご専門の坂田奈々絵先生です。 サン・ドニ大聖堂中央扉口にて 坂田奈々絵先生 専門分野:キリスト教思想史 ・12世紀の神学思想と修道院文化の関係 ・ギリシャ教父思想のラテン世界における受容と変化 ・中世キリスト教における涙の神学的解釈 坂田先生のおすすめスポット 本館1階聖堂 この大学を作ったシスター方や教職員、 先輩方の祈りが染み込んだ、 清泉女子大学の心とも言える場所です。 鍵の開いている時は入っても大丈夫ですので、 日常から離れて心を落ち着けたい時、 なにか物思いにふけりたい時、 そしてもちろん祈りを捧げたいときには、 ぜひ足を踏み入れてみてください。 *聖堂は撮影不可のため、大学公式Webサイトより 写真を お借りしました 聖堂入り口に立つ坂田先生 坂田先生へのインタビュー ●先生がいつも座られる場所は決まっていますか? 決まっていません。 ●聖堂が一番素敵に見える時間帯はいつですか? 一号館の正面出入口から帰る時です。 窓越しに見える聖櫃と聖体ランプにほっとします。 ● 先生が一番好きな聖堂はどこですか?(日本、海外も含めて) サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会(ローマ、イタリア) 1370年に奉献され、ローマでは珍しいゴシック様式のリブ・ヴォールトやアーチを見ることができる教会です。 ドミニコ会という修道会の重要な教会の一つで、同会の有名な聖人であるシエナのカタリナや福者フラ・アンジェリコ、また自分が研究しているマンドのグイレルムス・ドゥランドゥスが埋葬されています。そして隣接の修道院ではガリレオの宗教裁判が行われる等、歴史の中でも様々な役割を果たしてきました。 興味深い歴史や青を基調とした美しい装飾など、魅力の尽きない場所です。 サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会(坂田先生撮影) 聖書くじ 聖堂前の通路に置かれた「聖書くじ」。聖書の一節が「きょうのことば」として記されています。 ひとつ、引いてみませんか。 聖堂前に置かれた「聖書くじ」